ジミンさんの警告。 ページ4
バーン！と特有のドアの音を鳴らして私を部屋に運んでくれたジョングクさん。
JK「だいじょぶ？」
ベッドにゆっくりと降ろしてくれる。
「大丈夫、ありがとうね。」
JK「また、くる。」
チラチラと後ろを振り返りながら部屋を出て行くジョングクさん。
良い子だなあ。
しばらくして、また扉が開いた。
「ジョングクさん？」
JM「ぼくですぅ〜！ヌナ、おみずだよ〜。」
ジミンさんがニコニコしながらコップを渡してくれる。
中には氷が入った冷たい水が入っていて、体を起こしてゴクリと飲み干すと胸のムカムカがスッとした。
「おいしい。ありがとう。」
JM「ヌナ、へいき？くるしい？」
「ううん、もうだいぶ楽になった。ちょっとフラつくくらいかな。」
JM「よかったぁ。じゃあ…」
ニコニコジミンさんが急に真顔になってジトリと私を見下ろす。
え、出てかないの？
JM『ヌナ、首みせて。』
ジミンさんが私をゴロンと寝返らせる。
「？？」
JM『これ、当分取れないよ。』
私のうなじらへんを指でなぞるジミンさん。
何してるのかわからないけど、黙ってじっとする。
「あれっ！？」
チリッと前にも感じた痛みに声がでる。
「痛いよ、何したの？」
私はぐるりとジミンさんに向き直って驚く。
ジミンさんは私をとても鋭い眼差しで見ていた。
JM『こういうこと。』
ジミンさんが私の腕を取って袖をめくる。
そしてゆっくりと二の腕に顔を近づけた。
「、あっ」
ジミンさんが腕に唇を押し付けて、離した。
そして私を見て言う。
JM「きをつけて。」
ジミンさんはそのまま部屋を出て行った。
私は首と同じような痛みがした腕を見る。
「これって…」
カラン とコップから氷が溶け落ちる音が部屋に響く。
二の腕の内側には赤黒く小さな痕がついていて、私は呆然とした。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1470人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
たるぎうゆ(プロフ) - rnmo_xx_さん» 初めまして、こんにちは！コメントありがとうございます〜！とても嬉しいです^_^完結はまだまだ先になりそうですが、更新ゆるゆるやっていきますね！ (2021年8月30日 14時) (
レス) id: a4e68f895a (このIDを非表示/違反報告)
たるぎうゆ(プロフ) - ユホさん» 初めまして、こんにちは！コメントありがとうございます〜！楽しんでいただけてるようでとても光栄です！お気遣いありがとうございます^ ^また覗いてもらえらたら嬉しいです！ (2021年8月30日 14時) (レス) id: a4e68f895a (このIDを非表示/違反報告)
rnmo_xx_(プロフ) - 初めまして。コメント失礼します。とても面白かったです！作者さんのペースでお待ちしてますので完結まで楽しみに待ってます！ (2021年8月30日 8時) (レス) id: c79aa7bb79 (このIDを非表示/違反報告)
ユホ - 初めまして、こんにちは！毎回楽しく拝見させていただいています。無理をせず、これからも頑張ってください！ (2021年8月29日 22時) (レス) id: 68277c1237 (このIDを非表示/違反報告)
たるぎうゆ(プロフ) - (名前)まろさん» 初めまして、こんにちは！コメントありがとうございます〜！わあ、本当に嬉しいです（ ; ; ）！お気遣いまで…泣 またお暇な時覗きに来てもらえたら私が喜びます笑m(._.)mペコリ (2021年8月28日 14時) (レス) id: a4e68f895a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：たるぎうゆ
| 作成日時：2021年8月16日 17時
