小さな喧嘩。2 ページ30
「すみません。理由があって…」
NJ「理由がなんであれ、簡単に男性に抱きついたりするのは認められません。」
ピシャリ、とナムジュンさんに制される。
たしかにその通りなんだけど、なんだけど…
JK『違うんです、ヒョン。俺がヌナのお菓子を…』
NJ『ジョングガ。黙れ。』
ジョングクさんが私を庇おうとしたのか、私とナムジュンさんの間に割って入って何か説明しようとしたけれど、ナムジュンさんの冷たい一言に黙り込んでしまった。
マンネの肩を落とした後ろ姿に私の母心が顔を出す。
私はジョングクさんの後ろから出て、ナムジュンさんの手を引いた。
そのままパントリーに行こうと歩き出す。
ナムジュンさんは一瞬戸惑ったような表情を見せたけど、黙ってそのままついて来てくれた。
パントリーに着いて、私はナムジュンさんと向き合う。
ナムジュンさんの謎の威圧感にちょっと怖じ気づいたけど、しょんぼりしたマンネを思い浮かべて勇気を出す。
「軽率な行動を取った私が悪いのはわかります。その件はすみませんでした。だけど、ジョングクさんにあんな冷たい態度取らないで下さい。」
NJ「いえ、ジョングクも調子に乗った行動が目立ちました。後で叱ります。」
むぅぅ。
「叱るのはまあいいと思います。だけど、あんな風に話してる途中で遮るのは良くないでしょ。年上にああやって言われたらなにも言えなくなっちゃいますよ。」
NJ「僕達の事をAヌナにとやかく言われたくありません。」
ピシャリ。またナムジュンさんに制される。
所詮元引きこもりニート。
言葉の引き出しは極端に少ないので投げつけられた冷たい言葉に何も言い返せない。
あ、やば。
悲しく感じたと同時に涙が込み上げてきた。
カッコ悪すぎるので、涙が流れないようにギリギリで堪えた。
「…失礼します。」
この場から逃げようと私はくるりと向きを変える。
そこでパントリーの入り口にジンさんがいるのに気付いた。
私の顔を見るなりジンさんはこっちに向かってくる。
情け無い顔してるし、ジンさんの事だから絶対笑われる！
そう覚悟を決めたのに、意外にもジンさんは私の顔にTシャツの裾をグイグイと押し付けて涙を拭いてくれた。
そこはハンカチかタオルくれよ。
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たるぎうゆ(プロフ) - ちゃんみさん» 初めまして、こんばんは。嬉しいコメントありがとうございます！励みになります（ ; ; ）さて、子ゴリラちゃんですが暴走するのか、はたまた…？な予定になっております笑。またお暇な時覗いてもらえたら嬉しいです！ (2021年8月15日 16時) (
レス) id: a4e68f895a (このIDを非表示/違反報告)
ちゃんみ(プロフ) - 初めまして。会社で読む際は、声を圧し殺しつつも肩の震えが抑えられない変な人になっている私、本当に面白いです！これから子ゴリラちゃんの愛情表現←(爆)が始まるのかと思うとワクワクがとまりません^-^ (2021年8月15日 16時) (レス) id: f98e3923e6 (このIDを非表示/違反報告)
たるぎうゆ(プロフ) - あっとゆんぎゃさん» 初めまして、こんばんは。コメントありがとうございます&有難いお言葉、嬉しいです笑！いやはや異名の方がデンジャラスですよ笑！また電車で見てもらえる事を期待して今から更新します笑 (2021年8月10日 18時) (レス) id: a4e68f895a (このIDを非表示/違反報告)
あっとゆんぎゃ(プロフ) - もお、たるぎうゆ様最高！笑いポイント多すぎて、デンジャラスですー！もう電車の中とかで読むの大変！だって何度吹き出して爆死したことか、、、あぁ、私きっと、携帯見爆死女とか異名ついてそうです（爆 (2021年8月10日 6時) (レス) id: 2d773c2bd1 (このIDを非表示/違反報告)
たるぎうゆ(プロフ) - 虹猫さん» 初めまして、こんにちは！コメントありがとうございます(^^)そう言ってもらえてすごく嬉しいです〜！励みになります（ ; ; ）また、お暇な時覗いてくださいね。 (2021年8月9日 12時) (レス) id: a4e68f895a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たるぎうゆ
| 作成日時：2021年8月2日 0時
