崖っぷち家政婦です。

８人１食、米９合＋おやつ３合。1 ページ49

おや、よく見ると炊飯器が２つある。


はて？

日によってローテーションでもするのか？


とりあえず朝キッチンに来てすぐに6合は炊いてある。


私はダイニングテーブルに人数分の野菜たっぷりテンジャンチゲ、ケランマリ、大皿に焼いたソーセージ、キムチ、ご飯をよそって運んだ。


日本式の出汁巻や卵焼きは嫌かな？と思って韓国式で仕上げた。


多分これからも日本式はリクエストに上がらない限り作らないかな。



JH「うわぁ〜、おいしそうですねぇ！いただきますぅー！」


ホソクさんはスプーンでチゲをすくってフーフーしながら口に入れた。

そしてご飯を凄い勢いで食べ始めた。



NJ「Aヌナ、朝早くからありがとうございます。いただきます。」


ニコッとエクボを作るナムジュンさん。

同じくご飯を凄い勢いで(略)



JN「みず。こおりいれてぇ。」


ジンさんは相変わらず水すら自分で入れず、堂々と私にコップを渡す。抓ってやろうか！

そして同じくご飯を(略)



そしてすぐにおかわりの催促。



あれ？もしかして、ご飯足りなくない？


昨日こんなに食べてたっけ？

あっ、昨日はラーメンがあったんだ！

しかも皆ラーメン2玉ずつ食べてた。

そりゃご飯足りないわ！


ヤベーヤベーと思いながらもう一つの炊飯器に6合セットして早炊きにする。


兄達がご飯を流し込んでいると、もう1人起きて来た。



JM『…おはよー、』


やだ可愛い。


まだ眠たいのか、ジミンさんが目をほぼ瞑りながらリビングに入って来た。

寝癖がふわふわ。



「おはようございます、ジミンさん。」

JM『んー…。』



おいおいどこへ行くんだ。そっちじゃない。


私はジミンさんの手を掴んでダイニングの方へ誘導する。


トコトコ付いてくるジミンさん。

三十路、未婚で子供産んでないけど確実に出てる。

母性が。



？「てーーーいっ！」


私の手に衝撃が走り、パッと誰かの手がジミンさんの手を握る。

テヒョンさんが私とジミンさんにエンガチョをした。(古)



TH『ジミナ、起きて！行くぞー。』


JM『んー…。』



2人は手を繋いでダイニングテーブルに行く。


いや、君たち成人してる…よね？

仲良すぎない？(疑)



2人増えたのでご飯足りるかな？とヒヤヒヤしながらテーブルに用意する。



TH「いただきまーす！おいしーね！」


まだ食べてないのにテヒョンさんが叫ぶ。



JM『食べてからいいなよ。』


いつの間に覚醒したの？目が細くてわからなかった！

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