私はヌナ。三十路のヌナ。2 ページ45
両の鼻の穴にフィットしているティッシュは、ヒラヒラと私の顔の前を上がったり下がったりする。
ジンさんが適当に丸めて詰めたし、口呼吸だししょうがない。てか酷くないか?
そんな私を見たアイドルの皆さんは床に転がって死にそうになっている。
大笑いして。
JN『アッヒャッヒャッヒャッ!ちょっと、やめて、こっち見ないで!』
YG『ブークククク!』チラッ
YG『ヒャーーー!ククク!!』
TH『ちょっと、ヒョン達ひどいよ!』
一番最初に我に返ったテヒョンさんが私の横に座って頭を撫でてくれた。
テヒョンさん…
感動して顔を向けると、テヒョンさんは肩を震わせながらソファーの上から崩れ落ちて行った。
JM「ぬ、ぬなぁ、ほんとにごめんね…」
いいんだよ…ジミンさん…
私がスケーターになったのが悪いんだから…
JH『…はっ!血まみれのヌナが怖すぎてちょっと飛んでた。』
ホソクさんがログインしました。
JK『わーははは!ヒィー!……ハァハァハァ。』
ジョングクさんが土下座スタイルで笑い疲れている。
ナムジュンさんは笑いながらもウエットティッシュを取ってきてくれて、どうぞ。と顔を背けて渡してくれた。
それでも肩は震えていたので見えないように笑ってやがる。
この場にいたらこいつらを殴らないでおく自信は無いので、「お疲れ様です。」とだけ言ってリビングを出た。
そして私は背後で聞こえる爆笑の渦をBGMにしながら廊下をトボトボと歩いて行った。
ーーー
ーー
ー
ようやく風呂を上がった時には、もう23時を過ぎていて、私は倒れこむように布団で眠りについた。
そしてあっという間に朝が来た。
スマホで設定していた目覚まし時計が鳴り、昨日感じた時より増した筋肉痛にすっかり目が覚めた。
着替えを済まし、ユンギさんばりにのそのそと風呂場へ向かう。
ただ今時刻は朝の6時。
顔を洗って歯を磨き、髪の毛をギュッと1つに束ねる。
そういえばら、昨日 メンバーの事を勉強し忘れた。
ま、昼にでもやろう。
よし、と気合いを入れてキッチンへ向かう。
どうせ昨日呑んだまま放置してるんだろうなと思ったら、きっちり綺麗に片付けてあった。
そしてキッチンのカウンターに ひらがなで たべて。と書かれた小さなメモと、一口お菓子が7個置いてあった。
なんの貢物だ。まあ有り難く頂戴する。
そして6時半になり、私は朝食の準備を始めた。
1486人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
たるぎうゆ(プロフ) - maritaka0313さん» 初めまして、こんばんは♪うわ〜!めっちゃ嬉しいです!楽しんでもらえたみたいで良かったです〜^ ^不定期更新ですが、また良かったら覗きに来てくださいね! (2022年8月19日 1時) (レス) id: a4e68f895a (このIDを非表示/違反報告)
maritaka0313(プロフ) - 初めまして^ ^こんばんは☆何度も何度も読み返してしまうほど、ハマってしまいました!だいすきです!!これからも楽しみにしてます♡(重荷なコメントになってしまってたら、すいませんm(__)m) (2022年8月18日 22時) (レス) id: 1c7f33ed83 (このIDを非表示/違反報告)
たるぎうゆ(プロフ) - ayaka0410さん» おはようございます!こんな初期作にコメント頂きまして感激です♪私生活が忙しくてほんとに稀な更新となってしまいますがよろしくお願いします^ ^ (2022年8月14日 3時) (レス) id: a4e68f895a (このIDを非表示/違反報告)
ayaka0410(プロフ) - こんにちは!!この作品本当に大好きです!これからも頑張ってください!応援してます! (2022年8月11日 16時) (レス) @page1 id: 3c51000d2c (このIDを非表示/違反報告)
たるぎうゆ(プロフ) - ゆりさん» こんにちは、前アカウントからの読者様がまた見に来てくださったなんて感激です!こちらこそありがとうございます( ; ; )マイペース更新ですが、またお付き合いいただけたら幸せです!うるじま〜(´;ω;`) (2022年3月13日 16時) (レス) id: a4e68f895a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:たるぎうゆ | 作成日時:2021年7月27日 18時