崖っぷち家政婦です。

頼むよ、少年達。9 ページ33

韓国人は鍋料理が好きだと聞いた。


好みなど初日で知るわけないので無難にキムチチゲとラーメンを用意。

パンさんに栄養バランスをと言われてるので野菜もたっぷり刻む。


日本とは味が違うだろうから韓国人様のクックパッ○を参考にさせてもらった。

あとは私も本場の味を食べ歩いて実際に学んだ方が早いと思う。


そういえば、彼らの事を知って欲しいとパンさんに無理矢理簡単な資料を押し付けられている。

それに好き嫌いとか書いてあるよね。後で見よう。
ーーー
ーー
ー

ご飯が出来たので、ダイニングテーブルに運んでお皿を並べる。



夕食の準備が整いました。

そんな韓国語は知らないので


「ごはん！」


とだけ大きな声で叫ぶと、わー！と6人が集合した。

6人が席に着いたのを確認して、私はせっせと彼らの給仕を始めた。



NJ「一緒に食べないんですか？おかわり。」


JN『スネ絶対赤くなってるよぉ、こんな凶暴な家政婦僕は認めない！おかわり。』


JH 『ヤー、美味いね！アッサリしてて、それでいてコクがあって…野菜たっぷりでヘルスィーだし！おかわり。』


JM「おいしーですぅ、あのぉ、おかわりくださぁい。やさいおおめ、おねがいしまぁす。」


TH「あたたかいごはん、ひさしぶりだぁ〜！おいしーね！おかわりおかわりー。」


JK「おかわり。」(目がマジ)


一緒に食べる暇もないじゃん！

私は次から次へと差し出されるお皿の対応に大忙しだ。

合間に追加の鍋を作ったり、ソファーから動かないユンギさんをズルズルと引っ張って来て席に着かせたり本当に忙しい。


ユンギさんなんて箸にぎらせないと食べ始めようとすらしない。

赤ちゃんか！可愛くないんじゃ！


痛っ！

なんか数年ぶりに動きまくったせいで筋肉痛来た！


しかし7人はそんなことおかまいなしでおかわりやら、箸落ちたやら、汁こぼしたやら…。

まあ〜食べ方汚い。


初日からこれなんて…三食マジで作るの？

三食お世話しないとダメ？


あ、やばい顔ひきつるわ。

ピクピクするわ。

久しぶりに表情筋が動いた瞬間であった。



JH『ナムジュナ！マジお前落ち着いて食えよ！皆のラーメン無くなるだろ！？』


NJ「あ、Aヌナ、ラーメン追加お願いします。7人分。」


JN「みず。こおりいれてぇ。」


JM『あー！テヒョナ、汁飛び散った！』


TH「おいしーね！」


YG『箸、落ちた…』


JK「おかわり。」(目がマジ)




ほんと頼むよ。少年達。

箸、重いわぁ…。YG→←頼むよ、少年達。8

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