頼むよ、少年達。6 ページ30
いつまでもギャーギャーと騒ぐ彼らを横目で見つつ時計にも目をやる。
嘘、17時だよ。
いよいよ夕飯時じゃん!
「ナムジュンさん、もう面倒なんで2人でいきましょう。」
NJ「えっ、もちろん僕はいいですよ!」
大ブーイングが起こってるが、無視無視。
リビングをサッと出て、後ろをチラッとみたらナムジュンさんが付いて来てくれてたのでホッとする。
ニコニコ魔人の再来である。
玄関にたどり着くとスマホ片手に行く気満々で変装スタイルも完璧なジョングクさんがいた。
そうだ彼もいた。
JK「ヌナ、おそいー。」
おまけに文句まで言う始末。
ナムジュンさんも玄関に置いてある変装グッズを着用して準備万端…なのか?
ふたりとも隠しきれないイケメン臭を漂わせている。
自信満々な彼らに私は何も言えず、3人で重たい玄関の扉を抜けた。
ーーー
ーー
ー
地下の駐車場に着くと、彼ら専用のバンであろう車の元へ2人は歩いて行く。
私は後ろの席へ。
そして当たり前にジョングクさんは運転席へ。
ナムジュンさんは助手席へ。
え、ナムジュンさんが運転するんじゃないの?
ミラー越しにジョングクさんと目が合った。
そしておもむろにスマホで何か調べつつ口を開いた。
JK「ヒョンがぁ運転しますとぉ、あ〜韓国がぁ滅びますぅ。」
NJ「お前、それは言い過ぎだろ。酷い翻訳アプリだな。」
ナムジュンさんって一体…。
出発。
警備ゲートは顔パスですんなり通った。
この宿舎の周りはいわゆる高級住宅街で、同じ地域に娯楽施設・デパートなど揃っているみたい。
育ちの良さそうな人達しか見当たらない。
はぁーすんごい所に住んでるな。
日本の私の実家周辺とはえらい違いである。
マジックミラーになってる窓の外は、本当に異国の地だと言うことを改めて実感。
初日から日本が恋しくなってきたが、私は追い出された身。
この韓国で生きる術を身につけなくては。
カンジャンケジャンなる食べ物に舌鼓を打っている母と、ビールを浴びるほど飲んでいるであろう父の顔を思い浮かべてちょっとイラっとした。
そうこうしてるうちにマートに着いた。
NJ「さあ食料を買いましょう。次の僕達の休みはいつになるかわかりませんので、これからはAさんが買い足して行く事になります」
ナムジュンさんとジョングクさんは、でかいカートを1人一台いると言いながら私にも寄越した。
マジか。
7人ってコストコ並のカート3台もいるの?
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たるぎうゆ(プロフ) - maritaka0313さん» 初めまして、こんばんは♪うわ〜!めっちゃ嬉しいです!楽しんでもらえたみたいで良かったです〜^ ^不定期更新ですが、また良かったら覗きに来てくださいね! (2022年8月19日 1時) (レス) id: a4e68f895a (このIDを非表示/違反報告)
maritaka0313(プロフ) - 初めまして^ ^こんばんは☆何度も何度も読み返してしまうほど、ハマってしまいました!だいすきです!!これからも楽しみにしてます♡(重荷なコメントになってしまってたら、すいませんm(__)m) (2022年8月18日 22時) (レス) id: 1c7f33ed83 (このIDを非表示/違反報告)
たるぎうゆ(プロフ) - ayaka0410さん» おはようございます!こんな初期作にコメント頂きまして感激です♪私生活が忙しくてほんとに稀な更新となってしまいますがよろしくお願いします^ ^ (2022年8月14日 3時) (レス) id: a4e68f895a (このIDを非表示/違反報告)
ayaka0410(プロフ) - こんにちは!!この作品本当に大好きです!これからも頑張ってください!応援してます! (2022年8月11日 16時) (レス) @page1 id: 3c51000d2c (このIDを非表示/違反報告)
たるぎうゆ(プロフ) - ゆりさん» こんにちは、前アカウントからの読者様がまた見に来てくださったなんて感激です!こちらこそありがとうございます( ; ; )マイペース更新ですが、またお付き合いいただけたら幸せです!うるじま〜(´;ω;`) (2022年3月13日 16時) (レス) id: a4e68f895a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たるぎうゆ | 作成日時:2021年7月27日 18時