崖っぷち家政婦です。

頼むよ、少年達。4 ページ28

さて、何を作ろう。


といっても初日だし日本から直で来たので買い物すら行ってないのだ。

というか私 買い物行けるのか？



最大の疑問が頭の中に浮かんできたけど、何とかなるなる！と無理矢理沈めた。


そう、明日は明日の風が吹くのだ。(謎)



とりあえず冷蔵庫を開けてみた。


うん、化粧品っぽい瓶やパックが大量に入っている。

何故だ！？


そして食品は…豆腐とお酒しかない。


これでは明日の風は吹かない！



JM「あ〜、なにもなぁい。」


NJ「まぁ、ほとんど宿舎にいないしね。しかもこの豆腐いつのだろう？」


ナムジュンさんがとても流暢な日本語で賞味期限切れの豆腐を引っ張り出した。



めっちゃパッケージふくらんでる！

これあかんやつや！



ナムジュンさんが触るときっと爆発するだろうと予測して豆腐は私がゴミ箱にそっと捨てた。




NJ『…よし。買い物に行こう。』


JM『おっ！ヒョン！僕も行きます！』


韓国語で彼らが小さく話し出す。




NJ「Aヌナ、今から静かにそーっと宿舎を出て買い物に行きましょう。もう一度言います。そーっとですよ。」


JM「しじゅかにぃです。しーっ。」




ナムジュンさんとジミンさんが私の腕を掴んでキッチンの影に隠れながら言う。


なんで隠れる必要があるんだろう？


そんな疑問はこの人の登場で

なるほど。

と納得するのだった。




JN『ヤー、何してるの！こそこそしてさぁ、いやらしいったら！！』


歩く拡声器・ジンさんの登場である。



NJ「…はぁ。ヒョン…」


JM「あ〜ほんとうるさぁいです…。」

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