怖いよナムジュンくん！ 1 ページ23
バタンとリビングのドアが開いた。
『あ、ジソナ？スーツほんとにごめんね。責任持ってちゃんとクリーニングに出しとくか…ら…』
私は手元のスーツの汚れ具合を確認しながら後ろを振り向いてドアに向かって歩く。
あれ？でもまだシャワーの音がしてる…
『わっぷ。』
何かにぶつかって、恐る恐る上を向く。
『ナムジュンくん…？』
そこには私を無表情で見下ろしたまま微動だにしないナムジュンくんが居た。
NJ「どういうこと？」
『へ？』
NJ「もしかして、今シャワー浴びてるのってメガネ屋に一緒に居た男の同僚？」
『え、うん。そうだけど…ナムジュンくんどうしてここに？』
NJ「………。」
ナムジュンくんは私の質問に答えず、くるりと向きを変えてドカドカと歩き出す。
『ナムジュンくん帰るの？てか何しに来たの…っておいおい！』
ナムジュンくんは、その勢いのままバスルームへと入っていく。
NJ「すみませーん！すみませーーーーん！！」
ドンドンとシャワー室のドアを叩くナムジュンくん。
『！？』
すぐにシャワーの音が止んで中からジソンのくぐもった声が聞こえた。
JS「え〜なに〜？A何か言った〜？」
NJ「Aじゃなくて申し訳ないのですが、すぐにこの家から出て行ってもらえませんか？」
JS「へ？男…？Aは何処へ…」
シャワー室のドアが開く寸前にナムジュンくんの脇をすり抜けて慌ててドアノブを握る。
『ジソナ！ごめん、ほら前言ってた部屋借りてる友達なの、てか開けるな！色々と見えてしまう！』
JS「ええ〜！Aのルームシェア相手って男友達だったの！？破廉恥！」
『ち、ちがうしっ何考えてんのよ！この人は私の部屋の上に住んでるの！』
JS「ほんと〜？あやしいなぁ…。あ、俺挨拶しといた方がいいんじゃ…」
マズイ、あのキム・ナムジュンだとバレてしまう！
でもジソンなら口堅そうだな…。
『いやいや何の挨拶よ。いいから大人しくシャワー浴びててよ、そうだ！風呂溜めて入ってもいいから！」
JS「えっいいの？やったあ、家で風呂入らなくて済む！」
NJ「もう無理。」
『！？』
ナムジュンくんがボソリと呟き、私を引っ張って退かせるとシャワー室のドアに手をかける。
『うわわわ、あのさぁっ！着替え置いとくから適当に寛いだら帰ってね！』
ナムジュンくんのシャツを思い切り引っ張りつつジソンに声を掛け、なんとか阻止する。
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たるぎうゆ(プロフ) - (名前)まろさん» こんにちは、コメントありがとうございます！そそそそんな、恐縮でござりますm(_ _)mこちらこそありがとうございます(o^^o) (2022年3月13日 16時) (
レス) id: a4e68f895a (このIDを非表示/違反報告)
(名前)まろ(プロフ) - 涙が出るくらい可愛いお話でした！素敵なお話ありがとうございました (2022年2月3日 0時) (レス) @page34 id: 9c3c554a02 (このIDを非表示/違反報告)
たるぎうゆ(プロフ) - なるさん» こんばんは、コメントありがとうございます！そう思ってもらえて嬉しいです^_^作ってよかった〜♪ (2022年1月31日 0時) (レス) id: a4e68f895a (このIDを非表示/違反報告)
なる - すごくおもしろかった!! (2021年12月14日 23時) (レス) @page33 id: 3ec18fd7b6 (このIDを非表示/違反報告)
たるぎうゆ(プロフ) - ひまわりさん» こんばんは、こちらこそいつもありがとうございます！最近私生活が忙しくなかなか更新出来ない日々が続いてます汗。ゆっくりになりますが更新しますのでまた覗きに来てくださいね。 (2021年9月23日 20時) (レス) id: a4e68f895a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たるぎうゆ
| 作成日時：2021年8月23日 21時
