〇月〇日の日記。 ページ3
散々な日だ。
………
……
…
今日も今日とて深夜に探し物をするため呼び出された私。
インターホン連打で叩き起こされた私はまだ目が完全には開いていない。
NJ「なあA、年上の女性って何をあげたら嬉しいかな。」
『えっ』
お気に入りのメガネがないと作業ができないなんて駄々をこねられたものだからわざわざ睡眠時間を削って来てあげたのに、衝撃的な言葉を聞かされて眠気も吹き飛んだ。
2人して地面に這いつくばり、どこかの隙間に落ちてないか見ていた最中の出来事だった。
『き、急にどうしたの？まさか彼女でも出来たの…？』
NJ「いや、違うよ笑。良くしてもらってるスタッフのヌナがもうすぐ誕生日らしくてさ。ご飯奢って欲しいっていうんだよ。でも俺達そんな簡単に行けないだろ？だからかわりに何かプレゼントをって思って。」
『ナムジュンくん…それ、絶対狙われてるよ。』
NJ「はぁあ笑？違う違う、本当に昔からお世話になってるヌナなんだって。いてっ」
ナムジュンくんはPCデスクの下に潜り込んでメガネをさがしてるんだけど、至る所に体をぶつけてデスクの上の小物を巻き散らかしている。
『その人さ、他のメンバーにも同じこと言ってた？」
NJ「あ？そういえばそんな話誰からも聞いてないな…。いてて」
『そうだろうよ。ナムジュンくんと2人で行きたいんだよ、きっと。』
ナムジュンくんが脱出しようとデスクを大きく揺らした瞬間に壁の間の隙間に挟まっていたであろうメガネがポロリと飛び出した。
『あ、メガネ出た。』
NJ「お、良かったー！なんでこんな所に落ちたんだろう。」
それ、私のセリフだよ。
NJ「でさ、プレゼントなんだけど…」
『知らないよっ。そんなことまで私に聞かないでナムジュンくんが好きなようにしたらいいじゃない。私、今日も仕事だから帰って寝る！』
NJ「え、あ！おいA…」
私はナムジュンくんの言葉を最後まで聞かずに部屋のドアを思いきり閉めた。
そして全力疾走で玄関の外へ出て自分の家へ帰った。
どーせ私は女と思われてない、ただの小間使いだよ！
便利な探知機なんだ！
私の気持ちを知らないとはいえ他の女へのプレゼントを聞くなんて、デリカシーのない男だ。
もう当分ナムジュンくんの顔も見たくないよ！
ティロリロリ〜♪(ロックの解除音)
NJ「A〜、メガネ曲がっちゃった…修理頼んでもいい？」
悔しい！暗証番号バレとる！
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たるぎうゆ(プロフ) - (名前)まろさん» こんにちは、コメントありがとうございます！そそそそんな、恐縮でござりますm(_ _)mこちらこそありがとうございます(o^^o) (2022年3月13日 16時) (
レス) id: a4e68f895a (このIDを非表示/違反報告)
(名前)まろ(プロフ) - 涙が出るくらい可愛いお話でした！素敵なお話ありがとうございました (2022年2月3日 0時) (レス) @page34 id: 9c3c554a02 (このIDを非表示/違反報告)
たるぎうゆ(プロフ) - なるさん» こんばんは、コメントありがとうございます！そう思ってもらえて嬉しいです^_^作ってよかった〜♪ (2022年1月31日 0時) (レス) id: a4e68f895a (このIDを非表示/違反報告)
なる - すごくおもしろかった!! (2021年12月14日 23時) (レス) @page33 id: 3ec18fd7b6 (このIDを非表示/違反報告)
たるぎうゆ(プロフ) - ひまわりさん» こんばんは、こちらこそいつもありがとうございます！最近私生活が忙しくなかなか更新出来ない日々が続いてます汗。ゆっくりになりますが更新しますのでまた覗きに来てくださいね。 (2021年9月23日 20時) (レス) id: a4e68f895a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たるぎうゆ
| 作成日時：2021年8月23日 21時
