〇月〇日の日記。 ページ20
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……
…
NJ「A〜！事務所から肉の差し入れ貰ったんだ、焼いてくれない？」
NJ「A…電気ケトルが壊れたみたいなんだ…お湯沸かしてくれないか…？」
NJ「A〜。」
NJ「A！」
うううう…
『うわあああああ！！』
ゆ、夢か…。
スマホを見ると、朝の6時半。
大変だぁ！
私は急いで身支度をして家を飛び出た。
地下鉄に揺られながらさっき見た夢を思い出してため息をつく。
夢は夢なんだけど、あれらは実際にナムジュンくんが起こした事件の数々である。
日々ポンコツ具合が進行していくナムジュンくんは、ここの所毎日と言ってもいいほど私を呼ぶのだ。
元々高校時代から身の回りのお世話をしてきたのだけど、ここまでではなかった。
この家に引っ越してきてだんだんと酷くなってきている。
特にここ最近は冗談抜きで心配するレベルだよ…。
会社の最寄駅に着いて、バス停へと向かう。
JS「わッッ！」
『ギャアァァ！』
JS「うわあああ！」
いきなり背中を叩かれて驚いた私は前のめりに倒れる。
JS「A、大丈夫！？ごめん！」
『あいてて…なんだジソニか。心臓が飛び出るかと思った…。』
足はズボンのおかげで何とも無いのだけど、掌に小さな擦り傷ができてフーフーと息を吹く。
JS「多分心臓ちょっと出てたよ。うわ〜怪我させちゃった…ほんとごめん…。」
『へーきへーき！ちょっと手を擦りむいただけだよ。気にしないで、会社遅れちゃう！行こう！』
………
……
…
JS「A、ちょい怪我した手かして。」
ジソンが隣のデスクから手招きをする。
『？』
素直に手を出すと、ペタリと何かを貼った。
JS「さて、後は早く治るおまじないを書いて、よし…と！」
『な、なにこれぇ〜！気持ち悪！！』
ジソンが大きめの四角い絆創膏に、眉毛が凛々しい謎のキャラクターを書いた。
JS「ゴルゴサーティン知らない？カッコいいんだよ〜。完全無敵のスナイパーなんだ！だからAの傷もすぐ治るよ！」
いや、知らないし本気で意味わからないよ…。
手を開くとイカツイおじさんがわたしを見つめてくるなんて生まれて初めての経験だ。
………
……
…
『終わった〜。おつかれ〜！』
JS「おつかれ〜。A今日暇？怪我させたお詫びに奢るよ〜。」
『怪我して得した！いこいこ！』
やった、タダ飯！
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たるぎうゆ(プロフ) - (名前)まろさん» こんにちは、コメントありがとうございます！そそそそんな、恐縮でござりますm(_ _)mこちらこそありがとうございます(o^^o) (2022年3月13日 16時) (
レス) id: a4e68f895a (このIDを非表示/違反報告)
(名前)まろ(プロフ) - 涙が出るくらい可愛いお話でした！素敵なお話ありがとうございました (2022年2月3日 0時) (レス) @page34 id: 9c3c554a02 (このIDを非表示/違反報告)
たるぎうゆ(プロフ) - なるさん» こんばんは、コメントありがとうございます！そう思ってもらえて嬉しいです^_^作ってよかった〜♪ (2022年1月31日 0時) (レス) id: a4e68f895a (このIDを非表示/違反報告)
なる - すごくおもしろかった!! (2021年12月14日 23時) (レス) @page33 id: 3ec18fd7b6 (このIDを非表示/違反報告)
たるぎうゆ(プロフ) - ひまわりさん» こんばんは、こちらこそいつもありがとうございます！最近私生活が忙しくなかなか更新出来ない日々が続いてます汗。ゆっくりになりますが更新しますのでまた覗きに来てくださいね。 (2021年9月23日 20時) (レス) id: a4e68f895a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たるぎうゆ
| 作成日時：2021年8月23日 21時
