ジミンくんのお節介。4 ページ10
JM「とにかく付き合ってみなよ。いい大人なんだから、少女漫画みたいな恋愛あるわけないって知ってるでしょ？」
ほっぺたに赤い跡をつけたジミンくんがしつこく食い下がってくる。
もちろんそれは私が付けたビンタの跡だ。
『い・や・だ。』
JM「もう〜駄々こねないでよ。こんなチャンス二度と無いかもよ！？」
『無くて結構。』
JM「そんなに構えてると一生処女だよ。なんなら僕が練習台になってあげようか！」
『そろそろ黙らないともう一発お見舞いするよ。それとも急須に入りたいのかなあ。』
私が急須を掴むと、ジミンくんが光の速さでベッドに潜り込んだ。
JM「くぅっ、僕は結構強い悪魔なんだよ！急須から解放されたら気をつけることだね。」
『もう自分で悪魔って言ってしまってるじゃん。』
JM「あっ…。バレたら仕方ない、そうだよ僕は悪魔だ！その気になれば、Aちゃんなんてひと捻りなんだからね！」
『……。』
JM「おやすみなさい。」
急須の口をジミンくんに向けると、布団を被ってぶるぶる震え出した。
ジミンくんって私をアホの子って言うけどさ、ジミンくんの方が割と抜けてる気がする。
………
……
…
しばらくして電気を消し私も横になる。
正直に言うと私は恋愛がよく分からない。
初めて出来た彼氏も、何ヶ月もアプローチしてくれたから友達からと告げて付き合ったのだ。
でもどう頑張っても胸は高鳴らなかった。
そう過ごす内に相手にも分かったのだろう、優しく別れを切り出してくれた。
あの人は本当にいい人だった。
比べるのも失礼かもしれないけど、ドユンくんがあんなに手が早い人だとは思わなかった。
2人で食事なんて初めてだったのに直ぐにタメ口になったしどうにも信用ならない。
あれ？タメ口といえば私、いつの間にかジミンくんに敬語使わなくなってるよね。
隣のジミンくんはいつの間にか寝ていたようで、すうすうと寝息を立てている。
…憎たらしいなあ。
ジミンくんのほっぺを摘んでみる。
JM「あう〜神様…急須は…急須だけは…zzz」
『…ふふっ。』
どんな夢見てるの。
怒っていたはずなのにいつのまにか笑ってしまった私は、そのままジミンくんに背中を向けて眠った。
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たるぎうゆ(プロフ) - くるみさん» なんだか荒らしのような方がいらっしゃるので、鍵がつけれる所に移動されてるようですね（ ; ; ）私も移動しようか検討中ですので、その際はまたお知らせしますね！ (2022年3月13日 16時) (
レス) id: a4e68f895a (このIDを非表示/違反報告)
くるみ - たるぎうゆさん» 返信ありがとうございます！生きていて良かったです😊私の好きな作者？さんも辞めてく人が多くなってて悲しいですけど今色々と危ないですよね… (2022年2月7日 16時) (レス) id: 3dc2a3c443 (このIDを非表示/違反報告)
たるぎうゆ(プロフ) - くるみさん» こんばんは、コメントありがとうございます！更新出来てませんが生きてます、大丈夫です！私生活が忙しくなったのと、この界隈も不穏な感じなので色々と少し考え中です^_^; (2022年1月31日 0時) (レス) id: a4e68f895a (このIDを非表示/違反報告)
くるみ - 最近更新してないですけど大丈夫ですか…？無理しない程度に頑張ってくださいね！応援してます((( (2022年1月11日 21時) (レス) @page16 id: 3dc2a3c443 (このIDを非表示/違反報告)
たるぎうゆ(プロフ) - モカさん» 初めまして、こんばんは！コメントありがとうございます(*^^*)応援とても嬉しいです、励みになります！最近少し私生活が忙しくなってきたので亀更新になりますがまた覗きにきてもらえたらなと思います！ (2021年9月12日 1時) (レス) id: a4e68f895a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たるぎうゆ
| 作成日時：2021年9月8日 19時
