ジミンくんのお節介。3 ページ9
JM「おっかえりぃ〜案外早かったね？」
玄関のドアの音を聞いたのか、ジミンくんが嬉しそうにこっちに来る。
だけど私はそれどころではない。
真っ先に洗面所に駆け込む。
その勢いで唇を洗った。
何回も、何回も。
JM「ちょ、ちょっと！何してんのさ！」
だってあの唇の感触が消えない。
生温くって正直
…気持ち悪い。
思い出すとゾッとして、私はまた一心不乱に唇を洗った。
JM「やめなよ！唇切れちゃってるよ！」
ジミンくんが私の両手を掴む。
JM「何があったの！？」
『……の……だ』
JM「え？」
『ジミンくんの、せいだッッ！！！』
うわああんと泣く私にジミンくんは驚いたようで掴んでいた手を離した。
私はその場にダンゴムシのようにうずくまり、ひたすら号泣したのだった。
………
……
…
JM「で、付き合おうと言われたと。」
『うん。』
JM「で、キスされたと。」
『うん。』
さんざん喚き散らして落ち着いた私は、リビングでジミンくんに全て話した。
JM「やー！おめでとう！！」
『はぁ！？』
JM「Aちゃん、これで君の願いは一気に叶ったよ！やれば出来るじゃんか！」
ジミンくんが嬉しそうにぴょんぴょん飛び跳ねる。
JM「どう？幸せ？幸せに決まってるよねぇ〜ようやく初チューを済ませたわけだし…ってあれ？」
ジミンくんが私をまじまじと見る。
JM「ど、どうして！？全然幸せのオーラを感じないんだけど！」
『…。』
JM「これじゃダメだよ！幸せじゃないと叶えた内に入んないじゃん！」
『…う、うわああん！』
JM「え、何？情緒不安定すぎない？？』
『全っ然幸せじゃない！むしろ不幸だ！私のファーストキスっ！』
JM「ちょっとシーッ、静かに！神様が聞いてるかもしれないでしょっ！ああ、もう！」
『ぶわああん、不幸だ…んむっ！？』
天を仰いで号泣している私の口を塞ぐように何かが急に侵入してきた。
次の瞬間には、ぎゅうっと体を絞められる感触がして目を開ける。
ジミンくんが私を抱きしめている。
そしてキスをしている。
しかも舌、入れてる。
ぐるりと口内を舐め上げたジミンくんが離れると、私はその場に崩れ落ちた。
JM「僕が悪かった、ちょっと急かしすぎたね。」
『な、なんで…？』
JM「ん？あの男のキスが下手だったから泣いてたんじゃないの？僕、上手でしょ。」
悪魔がニヤリと笑った。
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たるぎうゆ(プロフ) - くるみさん» なんだか荒らしのような方がいらっしゃるので、鍵がつけれる所に移動されてるようですね（ ; ; ）私も移動しようか検討中ですので、その際はまたお知らせしますね！ (2022年3月13日 16時) (
レス) id: a4e68f895a (このIDを非表示/違反報告)
くるみ - たるぎうゆさん» 返信ありがとうございます！生きていて良かったです😊私の好きな作者？さんも辞めてく人が多くなってて悲しいですけど今色々と危ないですよね… (2022年2月7日 16時) (レス) id: 3dc2a3c443 (このIDを非表示/違反報告)
たるぎうゆ(プロフ) - くるみさん» こんばんは、コメントありがとうございます！更新出来てませんが生きてます、大丈夫です！私生活が忙しくなったのと、この界隈も不穏な感じなので色々と少し考え中です^_^; (2022年1月31日 0時) (レス) id: a4e68f895a (このIDを非表示/違反報告)
くるみ - 最近更新してないですけど大丈夫ですか…？無理しない程度に頑張ってくださいね！応援してます((( (2022年1月11日 21時) (レス) @page16 id: 3dc2a3c443 (このIDを非表示/違反報告)
たるぎうゆ(プロフ) - モカさん» 初めまして、こんばんは！コメントありがとうございます(*^^*)応援とても嬉しいです、励みになります！最近少し私生活が忙しくなってきたので亀更新になりますがまた覗きにきてもらえたらなと思います！ (2021年9月12日 1時) (レス) id: a4e68f895a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たるぎうゆ
| 作成日時：2021年9月8日 19時
