まさかまさかの。2 ページ14
JM「おはよぉ〜!ん、なんか目の下にクマができてない?」
『まぁ…ちょっと、ね…』
朝日を浴びてキラキラと一層輝くジミンくんは快眠だったらしく悪魔の癖に神々しい。
それとは逆に、一睡も出来なかった私はそれはそれは酷い状態なのだろう。
今日会社休みでよかったよ…。
キッチンで朝ごはんを作る私はため息をついた。
あとさ、よく考えたら男女同じベッドで眠るってありえないよね…。
JM「今日はどうするの〜?逆ナンしに行く?」
『ジミンくんの布団買いに行くよ。』
ふざけたジミンくんの発言は無視して出かける準備をする。
JM「え〜?今更布団なんて要らないよ〜。このベッドがあるじゃん!」
『私が狭いの!』
JM「もうAちゃんと寝るのに体が慣れちゃった。寂しいよ〜。」
『ちょ、くっつかないで!』
ペタリと私にくっつくジミンくんに心臓がまた跳ねる。
JM「…ん?Aちゃんのオーラが変わった?」
だっ
ダメダメダメ!
バレちゃう!どうにかしないと!
私が心の中でパニックを起こしていると、テーブルに置いていた急須がガタガタと鳴り出した。
JM「きゃ〜〜〜!」
そして、あっという間にジミンくんが吸い込まれていった。
………
……
…
『ご、ごめんってば…』
JM「ひどい…僕何もしてないのに…」
私の焦る心に反応したのか、急須に吸い込まれてしまったジミンくん。
慌てて急須を触り開放したものの、納得がいかないジミンくんにずーっとジト目で文句を言われている。
JM「全身が軋んでるよ〜。Aちゃんのせいだ〜。」
『だから謝ってるでしょ!』
JM「悪いと思うならマッサージしてよ!こう見えて僕、結構歳いってるんだからねっ!」
『わ、わかったよ。何したらいい?』
JM「そうだなあ、じゃあ僕の服を脱がして全身にアロマオイルを…」
『……。』
私は急須をジミンくんの方に向けた。
JM「冗談だよっ!普通に腰とか肩揉んでくれる?」
『それならいいけど…』
…待って、マッサージって肩たたきみたいに背中と腰をトントンするだけじゃないの?
JM「よろしくお願いしま〜す。」
目の前のジミンくんはベッドにうつ伏せに横たわり、その上に私が跨がるというギリギリアウトな体制となった。
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たるぎうゆ(プロフ) - くるみさん» なんだか荒らしのような方がいらっしゃるので、鍵がつけれる所に移動されてるようですね( ; ; )私も移動しようか検討中ですので、その際はまたお知らせしますね! (2022年3月13日 16時) (レス) id: a4e68f895a (このIDを非表示/違反報告)
くるみ - たるぎうゆさん» 返信ありがとうございます!生きていて良かったです😊私の好きな作者?さんも辞めてく人が多くなってて悲しいですけど今色々と危ないですよね… (2022年2月7日 16時) (レス) id: 3dc2a3c443 (このIDを非表示/違反報告)
たるぎうゆ(プロフ) - くるみさん» こんばんは、コメントありがとうございます!更新出来てませんが生きてます、大丈夫です!私生活が忙しくなったのと、この界隈も不穏な感じなので色々と少し考え中です^_^; (2022年1月31日 0時) (レス) id: a4e68f895a (このIDを非表示/違反報告)
くるみ - 最近更新してないですけど大丈夫ですか…?無理しない程度に頑張ってくださいね!応援してます((( (2022年1月11日 21時) (レス) @page16 id: 3dc2a3c443 (このIDを非表示/違反報告)
たるぎうゆ(プロフ) - モカさん» 初めまして、こんばんは!コメントありがとうございます(*^^*)応援とても嬉しいです、励みになります!最近少し私生活が忙しくなってきたので亀更新になりますがまた覗きにきてもらえたらなと思います! (2021年9月12日 1時) (レス) id: a4e68f895a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たるぎうゆ | 作成日時:2021年9月8日 19時