oh my God！1 ページ2
しばらくして恐る恐る急須に触れると、また紫色のケムリと共に彼が現れた。
無理矢理吸引された彼は、急須の中が余程窮屈だったのか首や肩をゴキゴキ鳴らしながら睨んでくる。
とりあえず先程の取扱説明書(？)をビクビクしながら彼に渡したら、それに目を通した彼は顔に手を当てて大きなため息をついた。
『あの、あの、悪魔って…ほんとに？』
JM「…ちがうよぉ〜せ・い・れ・い！僕はとっても良い子の精霊だよ〜！だから警戒しないでさ、とっとと願い事言ってくんない？悪いようにはしないからさ！」
取説に悪魔って書いてますけど！？
精霊と言い張る彼は胡散臭い笑顔を浮かべながら私に近寄る。
『ち、近寄らないで！』
急須を彼の方に向けると、怯んだようで一歩後ろに下がった。
JM「…チッ。」
し、舌打ちしたぁ〜〜！
しかも顔怖〜〜〜！！
…思えば物心ついた時から私はちょっとした不幸を呼び寄せるような体質だった。
幼稚園の時は毎日必ずと言っていいほど男の子に毛虫やらウンコやら持って追いかけられたし、小学生の時は野良犬や宗教のおばさんに追いかけられた。
中学生になれば大切な試験の前日には必ず熱がでたし、大事な部活の大会日にお腹を壊したりした。
高校・大学ではバイト先で変なクレーマーに私ばかり遭遇したし、学校まで1時間もかかるのに通学のバスや電車で一度も座席に座れたことがない。
そして社会人になった今、かねてからの不幸体質のせいでとうとう悪魔に取り憑かれた。
これまでの悲しいエピソードを走馬灯のように思い出した私は、床にガクリとへたり込んだ。
JM「まあまあ。そんなに落ち込むことじゃ無いと思うけど？僕は君を幸せにするために選ばれたようなもんだし。で、君の名前教えてくれない？」
『名前教えたら、呪われるとかないですか…？』
JM「ないない！昔ならともかく、今は君にハッピーを届ける精霊だからね♡安心して！」
今さらっと本来の自分をカミングアウトしたよね？
JM「さっきも言ったけどさ、僕は君の願いを叶えるまでは離れられないというか離さないよ。はやくこの封印を解かなきゃ。」
『そ、そんなアホな！そうだ早くお店に返品を…』
私は急須を持って慌てて外へ出た。
oh my God！2→←僕ジミン、君を幸せにする為に来た！
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たるぎうゆ(プロフ) - くるみさん» なんだか荒らしのような方がいらっしゃるので、鍵がつけれる所に移動されてるようですね（ ; ; ）私も移動しようか検討中ですので、その際はまたお知らせしますね！ (2022年3月13日 16時) (
レス) id: a4e68f895a (このIDを非表示/違反報告)
くるみ - たるぎうゆさん» 返信ありがとうございます！生きていて良かったです😊私の好きな作者？さんも辞めてく人が多くなってて悲しいですけど今色々と危ないですよね… (2022年2月7日 16時) (レス) id: 3dc2a3c443 (このIDを非表示/違反報告)
たるぎうゆ(プロフ) - くるみさん» こんばんは、コメントありがとうございます！更新出来てませんが生きてます、大丈夫です！私生活が忙しくなったのと、この界隈も不穏な感じなので色々と少し考え中です^_^; (2022年1月31日 0時) (レス) id: a4e68f895a (このIDを非表示/違反報告)
くるみ - 最近更新してないですけど大丈夫ですか…？無理しない程度に頑張ってくださいね！応援してます((( (2022年1月11日 21時) (レス) @page16 id: 3dc2a3c443 (このIDを非表示/違反報告)
たるぎうゆ(プロフ) - モカさん» 初めまして、こんばんは！コメントありがとうございます(*^^*)応援とても嬉しいです、励みになります！最近少し私生活が忙しくなってきたので亀更新になりますがまた覗きにきてもらえたらなと思います！ (2021年9月12日 1時) (レス) id: a4e68f895a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たるぎうゆ
| 作成日時：2021年9月8日 19時
