◇不真面目な部長さん４◇ 【O×S】 (ページ9)

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１２９＊智サイドページ9

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嵐のように去って行った３人に、大爆笑して。
二人で一緒にソファに座って、残ったケーキをゆっくり食べる。

智「しょーくん、」

翔「はい？」

智「…敬語、やめない？(笑)」

翔「…でも、一応上司ですから」

眉毛を八の字にして、すっごく申し訳なさそうな顔。
でもなぁ、せっかく付き合ってるんだし。

カタン、とケーキの残った皿をローテーブルに置いて、
翔くんのも取り上げて隣に置いた。

翔「何するんですかっ(笑)」

智「んーとね、…なんだろ(笑)」

出来るだけ自然な動作で、翔くんに覆いかぶさって、
ソファの上で膝立ちになる。

ｽｯ…と顔を近づけて、…あと１センチくらい。

翔「大野さっ…///」

智「ほら、言って？」

真っ赤な顔で、首をフルフルと横に振る彼。
フー…って翔くんの耳に息を吹きかけると、ピクリと反応する。

んふふ…、かあいい(笑)

智「しょおくん？」

翔「…さ、…さとし、くん//」

…オヤコドン、サトシクン(笑)

なんだか不思議なイントネーションだけど、いっか(笑)
その後、にっこりと笑ってまた同じところに座った。

そして、真っ赤な翔くんに「これからもそう呼んで」って、
さり気なく釘を刺してみる。