◇不真面目な部長さん４◇ 【O×S】 (ページ8)

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１２８＊智サイドページ8

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おいらの隣でグラスを傾ける相葉ちゃんは、嫌になるくらい色っぽい。
ニノがかわいそうになっちゃうくらい(笑)

グラスを合わせた後だって、ふふ、と微笑んで。
それがまた、かっこいいのよ。

雅「…なに見てるんすか(笑)」

智「…んーん、」

おいらが唇にくっつけてたグラスを、テーブルに置いたら、
翔くんの部屋の扉があく音が聞こえた。

ﾁﾗ、と視線だけを扉に向けると、
ゆっくりとリビングに入ってきた翔くん。

すると、タイミングを見計らったように松潤が立ち上がって、
スマホを見ながら、こちらを見た。

潤「部長、彼女が迎えに来るらしいんで、帰ります」

雅「わぁ、じゅんじゅんったらノロケーっ♡」

潤「そんなんじゃねぇよ！(笑)」

その後、もう一回おいらに笑顔を向けた後、
さささーっと家を去って行った。

すると、ニノも立ち上がって…

和「…雅紀、家近いし…歩いて帰ろっかっ！」

雅「お、おう！」

彼らもまた、風のようにして去って行った。

リビングの扉付近でぽけーっとする翔くんと、
テーブルの近くで立ちつくしたおいらの視線が交わる。

どちらからともなく吹き出して、二人で大声で笑った。