◇不真面目な部長さん４◇ 【O×S】 (ページ36)

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１５６＊ちょっと引いちゃうページ36

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そっから、３人でしばらくわちゃわちゃして。
時計が９を指したから、今度こそ智也を寝かした。

それに便乗したのか、智くんがまた、悪い顔で近寄ってくるもんだから、
静かに手のひらを前に出して“ストップサイン”をだす。

翔「もうだめ！寝るよ！明日早いんだから！」

智「はやくないしぃー、いつも通りだしぃー」

翔「うるせぇ！今すぐ寝ねぇと、今後一切チューしてやらんぞ！」

智「…、ネマス。」

やけくそで放った一言が思ったより効いたらしく、
トボトボと部屋に向かって歩いていく智くん。

でも、突然くるりと振り返って、
目をキラキラさせて何かを言いたそうにする智くん。

翔「…なに。」

智「一緒に寝よ？」

翔「はぁ！？ふざけんな！それ以上しつこかっ、…」

スススス…ってぐらいの速さで僕の元によって来る彼。
思わず後ろに数歩下がる。

でも、目の前で智くんは止まって、
ぐいんっ！ってぐらい激しく頭を下げた。

…この人、こんなにやりたいんだろうか…

半分引き気味に「なに…」って言ってみる。

智「一緒に寝るだけ！お願いします！！」

翔「……えぇ」

智「お願いっ、…ね？いいじゃんか」

顔を上げて、必然的に上目遣いの視線がグサリと突き刺さる。
これを断ったら、明日の夜が…

翔「…わーったよ」

智「ほんとっ！？何もしないからね！」

…やっぱり、大野智にはかなわないらしい。