◇不真面目な部長さん４◇ 【O×S】 (ページ34)

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１５４＊戸棚ドンってやつページ34

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――――トンッ、

智「…どんなとこ？」

翔「…え」

にやりとほほ笑んだところは、見間違いではなかったらしい。
後ろにあったキッチン戸棚に片手をついた智くんは、僕の肩を押して、戸棚に押し付けた。

…何回かされた気がするけど、壁…ならぬ、戸棚ドンってやつ？

智「だから、…どーゆーとこが似てんの？おいらと智也。」

翔「…ふわふわして…」

きれいな人差し指がピトリ、と唇に当たる。
静かに首を振った智くんは、ぼくの首筋に顔を埋めて。

耳を甘噛みしながら、小さくささやいた。

智「…性格のコト、なんだけど」

翔「…ぁっ、」

あれ、か…

“強引なところが似てる”…そう、言ってほしいんでしょ？
で、そのまま流されて…うぉあ！さっきしたじゃん！

翔「…智くん、今日はもう、ダメ」

智「ん？なにが？」

翔「あの、だから…//」

ふわりとほほ笑んだ智くんは、すぐに表情を変えて、
ふっ、と、鼻で笑った。

智「…えっちだなぁ、しょおくん(笑)今日はもうしないって、腰が、…もたないデショ？」

するりと彼の指が、腰をなでる。
声を漏らしそうになるのを我慢して、涙が浮かんでるのも気にせず彼をにらんだ。