◇不真面目な部長さん４◇ 【O×S】 (ページ2)

今日:13 hit、昨日:3 hit、合計:196,957 hit

１２２＊できちゃったページ2

・

手をつないで歩くには短すぎる距離を歩いて、リビングのドアの前。
繋いでた方の手に鞄を握って、大野さんに続いて中に入った。

薄暗いリビングの中、朝日が徐々に昇り始めているのに気付いた。
そんな時…

―――ﾊﾟﾝｯ…､ﾊﾟﾝﾊﾟﾝｯ‼

揃えろよ！って突っ込みたくなるくらいの、タイミング悪さ。
でも、明るくなった部屋を見て、口を開けたまんまぼーっとする。

奥の方にあるテーブルには、豪華なごはん。
真ん中にケーキがおいてあって、“おかえりなさーい、部長と翔くん！”
ってプレートに書いてある。

後ろを見ると、クラッカーをもった部署のみんなと智也。
みんな気持ち悪いくらいにニコニコしてる。

ちなみに、大野さんはふわふわと微笑みながら、
静かに僕の手を拾って握る。
思わず顔を俯かせた。

雅「っ…！！二人、できちゃったの！？」

翔「デキっ…」

智「何言ってんの、当たり前じゃん。」

笑ったままの大野さんが、僕の手をクイッと引く。
顔あげて、って。

顔を恐る恐るあげると、…みんな嬉しそうに笑ってて。
智也だけが、よくわかんないって顔してた。

…まぁ、二宮さんと相葉さんが公認なのに、僕らが公認されなかったら訴えるけど笑)