◇不真面目な部長さん４◇ 【O×S】 (ページ1)

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１２１＊計画的なおむかえページ1

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少しすると、ﾊﾞﾀﾊﾞﾀ…って足音が聞こえてきて。
滑るようにして姿を見せたのは、智也と相葉さん。

二人ともにっこりわらって、おっきくピースして。

「「おかえりなさーいっ」」

って声を合わせて、もう一回スマイル。
明らかに計算しているその出迎えに、ふっ、と頬が緩む。

いつの間にか大野さんは靴を脱ぎ終わっていて、
すでにゆっくりと廊下を歩き始めてた。

智「しょーくん、早くしないと置いてくよ？」

翔「あ、すいません！」

振り向いてそういった大野さんに、靴を急いで脱ぎながら答える。
焦りが混じっちゃって、靴下がちょっと脱げちゃった(笑)

智「……にしても、相葉ちゃんと智也、考えたよねー」

翔「そーですねぇ」

智「…翔くん、ハッピー報告、大丈夫？(笑)」

翔「あっ！…ぁ、はい(笑)」

大野さんがふわんと笑って、そりゃよかった。
って言った。

そして、男にしては綺麗な手を、僕に向けて。
ん、って手を揺らす。

“手をつなぐ”なんて、恋愛初級段階なのになんだか恥ずかしくて。
顔を俯かせながら、その手を握った。