ﾟ+｡*WEST-短編集*｡+ﾟ

△ 恋 愛 禁 止 * Nozomu.K【リク】 ページ38

mi♪さんリクエスト【のんちゃん甘め】




" 校 内 恋 愛 禁 止 "







「はぁ…」




ポスターに大きく書かれた文字はほんまに残酷






小「A、なにしてるん？」




「のんちゃ…小瀧、先生」






今年の春から新任教師としてうちの学校に来た幼馴染みののんちゃん







小「…あんま、気にせんくてええと思うで」







こんな優しい言葉をかけてくれるんは




お互い罪を背負っとるから





…と言っても校則破っとるだけやけど





____________








_









「よし、今日は美味しくできたかもしれへん…！」







──ガチャ



『ただいま〜…めっちゃええ匂いするんやけど！」






玄関から聞こえる大好きな人の声






「おかえり！……のんちゃん」








小「おん、ただいま」






「今日はね、料理上手に出来たんよ！」





小「ほんま！？ 早よ食べたい！」








席に着くなりご飯を急いで食べるのんちゃん







「そない慌てんでもご飯逃げへんよ？」






小「だって美味しいんやもん！」







学校ではもちろん



近所でものんちゃんと一緒におることは少なくて






やから余計に家で過ごす


素ののんちゃんとの時間が大事やねん






.





.









小「なぁー、


やっぱりAと学校で一緒に居れないの辛いんやけど」





「そんなん私やって辛いで？」








のんちゃん明るくて格好ええから人気者やねん






他の女の子と喋っとったりしたら当然妬くし



ほんまは、私のやのに…って思ったりするし







小「こうやって家に来るんも一週間に何日間かだけやん？」






「そうやね…、」







小「正直毎回通うのもしんどいねん」







「…ん、ごめん」







小「ちゃうねん、Aと会いたいから別にそれはええねんけど…



もっと簡単な方法あるやんか」







「簡単な、方法…？」









抱きしめられとった手を解かれ





のんちゃんと正面に向き合う








少し真剣なのんちゃんの眼差しに



いつまでたってもドキドキ抑えられへんくて







小「俺と、一緒に暮らさへん？」






「え…？」





小「で、ゆくゆくは…




俺と幸せな家庭、築いていってほしい、です…」






ダメ？って首傾けて苦笑いするけど





…ダメなはずないやん





「…お、ねがい…っ…します…っ」





小「泣きすぎや〜笑」





『一生、俺に着いてきてな』




ーーー＊


甘いですかね…？

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