△ さ よ な ら *Junta.N ページ20
──ガタッ
チャイムが鳴ると同時にいつも空く隣の席
「淳太くん…どこ行くん？」
中「ん？…あぁ、ちょっと生徒会の用事あんねん」
「そっか、3年生引退したから生徒会長やもんね」
まぁな、って返事して急ぐ淳太くん
…は、私の隣の席で私の好きな人やったりする
先「A、淳太知らん？」
「え？…生徒会の用事って言ってましたけど」
先「生徒会？今日ないけどな…？
見つけたら、俺が呼んでたって伝えといてや！」
生徒会がない…
彼女でもないんに、嘘をつかれたのがショックやった
「先生探してるって言ってたしね。
…追いかけてみても、いいよね…？」
先生を理由に淳太くんを探していると
中庭にあるベンチに座っていた
…その目線は上
「3年生の教室…？」
中「…っ、Aか…いつからおってん？」
「ごめ…っ、先生探しとったから…」
中「わざわざ伝えに来てくれたん？ありがとう」
ごめんね、淳太くん
私そないなええ子やないねん
「…誰か見とったの？」
中「…ばれた？」
一拍おいて苦笑いしながら言う淳太くん
わかるよ…
だって、私は淳太くんをずっと見とったんやもん
だから
…全生徒会長さんに淳太くんが想いを寄せてたんも
私の恋が実ることがないことも
全部、知ってんねん
中「…ここな、思い出の場所やねん」
「思い出の…場所？」
中「俺が生徒会長になった理由って凄い些細なことやってさ…
勧められたからやねん、…大切な人に
その勧められた場所がここ。」
単純やろ？って付け足す彼は悲しそうに
窓側の彼女が座る席を見つめていた
中「もうすぐで…いなくなってまうねんな」
「想いは伝えな、相手に届かへんよ？」
中「え？」
「…伝えな、絶対に後悔するで？」
自分は言えへんのに、偉そうに口出しする
でも…自分がそうやから
伝えられへんくて、
相手の恋心に気付いて伝えられずに後悔する
…今の私がそうやから
中「 ふ は っ 笑
…ありがとう、俺もう少し頑張ってみるわ」
先生のとこ行かな、ってまた急ぐ淳太くん
その後ろ姿は私の初恋のように遠ざかって
見えなくなってしまった
《さよなら、私の初恋_______》
▲ 喪 失 愛 * Ryusei.F【リク】→←▲ 弱 虫 * Takahiro.H
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ho- - hamatyandasite (2018年5月19日 22時) (
レス) id: 44252da1e9 (このIDを非表示/違反報告)
にじいろ - たまに怖いの挟んでくるかんじ、飽きません、!!! (2017年9月17日 22時) (レス) id: 8b2199f70c (このIDを非表示/違反報告)
ニカ姫 - ジャニーズWEST大好きで緑とピンクと青色ジャス民ですこの小説見て感動しましたいいですね (2017年6月29日 16時) (レス) id: 39e38305d9 (このIDを非表示/違反報告)
神山しほ(プロフ) - これってYouTubeの動画であったやつですか？？？ (2016年11月26日 16時) (レス) id: 66599ef587 (このIDを非表示/違反報告)
のんりゅ&ジャニストlove - すごくキュンキュンしますっ////中1です！！これからも応援してます♪♪ (2016年5月10日 18時) (レス) id: d2a65fca24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：* 紫 星 *
| 作成日時：2015年4月15日 22時
