.*･ﾟ JW 短編集.ﾟ･*. 4nd☆*。

4. ページ43

青 side





「藤井くん」





そう3人の女子から声をかけられ近寄った






青「どうしたん？」






そう言っただけなのに興奮気味

きもすぎる




話を早く済ませたかった俺は






青「用があるなら早くしてくれへん？」






強い口調で言ったあと





「これ、藤井くんのだよね？」





女の子らは俺を携帯を差し出した





青「あ、俺の携帯や！！

拾ってくれたん？どこに落ちてたん！？」





「あっ、え、えっと... 廊下やったかな」






青「俺、廊下探したんやけどな〜」






「あ、下駄箱やったかも！」





かも...ってなに...





青「なあ、嘘ついて楽しいん？

そんなに俺と話したかった？」





「嘘じゃないよ藤井くん！？

下心なんてそんなこと...」





青「下心あったんやね」





「あっ、」





ボロが出過ぎて、この子ら嘘下手すぎひん？





青「ほんまは神山くんが拾ったんやろ？それをあんたらが奪って自分の手柄にしたかったわけや」






図星すぎて声も出やんらしいわ



俺が真剣な顔して話すもんやから女子らも怯えていて泣きだしそう






そんな顔されても俺はなんも可哀想なんて思わんし慰めるつもりもないこの子らが悪いんやから






青「とりあえずこれは俺の携帯やから受け取っとくな

でもありがとうなんて一言も言わんから」






言いすぎたかな〜なんて思わんとこ

キリがないし、俺も神山くんも悪くない






女子らをその場に置き去りして神山くんのところへ向かった






...

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