初めての恋は？ (ページ2)

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青 side

今日は快晴

スーッと空気を吸い込めばいい空気

いつもと同じ日常だと思っていた

だが、違った

新しい先生が担任になるらしい

神山ともひろか...

作り笑いなのバレバレ

まあ俺には関係ないけど

「おい藤井～！！！」

ドンと体ごとぶつかってきたのはしげ

青「なんだよ」

赤「上の空じゃんかー！！

ってか、おい、待てよ！！」

しげの話をまともに聞かず、廊下に出た

休み時間の廊下はうるさくて、でも外は静かで心地がいい

窓の冊子に腕を乗せてまた空を見上げた

赤「新しい担任どうよ」

青「別に。いいんじゃない？

話をすれば、きた」

こんにちは～と生徒一人一人に挨拶しながら歩いてきた神山先生

重そうな荷物を抱えながら歩いてきた

相当重そうなのに顔に出さず生徒と笑顔で挨拶してて、あ、この人無理してんのかなって一瞬で思った

柄じゃないくせに俺は

緑「え、藤井くん？」

先生が持っていた上の方の資料を奪い取った

いや、これだけでも重いんですけど

青「どこに持ってけばいいの」

極力話さないように俺は言われた通り資料室まで懸命に向かった

こんなところ来たことねえ...

ほこり溜まってるし、掃除行き届いてなさすぎ

とりあえずそこらへんに資料を置いて、先生がここに来る前に廊下へ出た

と、その時に後ろからきた先生が

緑「藤井くんありがとう」

って素直にいうもんだから、「大したことしてない」とだけ言って教室に戻った

なんなんだよ、あいつの笑顔

意味わかんない

…