君と一緒なら。

16話 . ページ16

北斗side
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那須｢あの…こんなとこでどうしたんですか？｣

北斗『…いくら先輩とはいえ、のこのこと人気のないとこについていっちゃだめだろ？これ、Ωの基本な。』

那須｢えっ…なんでそれ、知って…｣

北斗『言っちゃうと、俺もΩなんだよ。
生まれた時からずっと。』

那須｢…どうりで、色気が…｣

北斗『色気なんてないよ笑
ジャニーさんからきいた、突然変異だって。だから俺がサポートしろっていわれて、それで来たってわけ。』

那須｢そうでしたか…なんかすみません｣

北斗『謝んなよ笑』






那須は警戒心がない。
突然変異でなっちゃったわけだからないのも仕方ないのか。

でも、これからそれはかなりまずい。
素直な那須も可愛い、けど直していかなきゃだな。






北斗『那須、なんでも二人きりにならないこと。
できればβともならないで欲しいけど、多分それは無理だからせめてαとはなっちゃだめだ。
なにせ那須はなったばかりでフェロモンがまだ抑えられてないからな。』

那須｢わ、かりました。気をつけます｣

北斗『あとは、何かあったら俺に言って。』

那須｢ありがとうございます。｣






ひと通り話し終わって、那須と別れる。
多分これで大丈夫、だよな？

ちょっと心配だけど、自分の心配もしなくちゃいけない。


周期的に来ればもうすぐ発 情期だから。


その時期になると皆と少し距離をとる。

なにせジェシーと京本はαだから。
高地と慎太郎、それに樹はβだけど、αの血が少し入ってる。

下手にフェロモンで刺激してしまったら大変な事になるから。



メンバーには俺がΩってことは言ってない。
知らない方がいいことだって、あるだろ？









だから、これからも皆には話さないつもり。



別に信用してないとか、そういう事じゃなくて

余計な迷惑をかけて足を引っ張りたくないだけ。

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