君と一緒なら。

12話 . ページ12

龍我side
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多分、俺が最後に言った言葉は那須には届いてないだろう。

”俺が本当に好きなのは那須だから”
って、伝えたかったのに…



でも、今更伝えた所でもう無理かな…

だって、嘘ついてるわけだし、その嘘がバレたら昨日のはどうしてって、考えるだろう。




そしたら多分那須は俺を避けるよな…

それは嫌だ。




でも、那須に嘘をついたままなのはもっと嫌だ。


だからやっぱり明日、嘘を話そう。


まだ那須が俺の好きな人なんだよって、伝えるのはしないけど…


隣で寝ている那須の頭を撫でておでこに口付ける。

那須が、俺を好きになってくれないかな…




なんて、身勝手な妄想だけど。









那須｢んっ……｣

龍我『おはよう、那須。ご飯あるよ』

那須｢おはよ…その…｣

龍我『浮所との事はもういいよ。だって、すきなひと浮所じゃないもん。』

那須｢え、でもメンバーで仲良い人って…それにそうしたら昨日の練習は…｣

龍我『練習したいっていうのは本当。好きな人がいるっていうのも本当だよ。』

那須｢じゃあ誰…？｣





真面目に考える那須。
自分って発想にはならないみたい笑





龍我『あと、那須にしか頼めないことなんだけど…これからも練習、付き合ってくれない？
今度はちゃんと最初から練習したいから。』


那須｢ええっ、やだよ｣

龍我『お願い！不安なんだよ、
ちゃんとできるか。那須にしか頼めないんだ』

那須｢…最後までは、もうしない？｣

龍我『しない。』





那須が俺の気持ちに気づくまでは。とは言わなかった。




那須｢…わかった。｣

龍我『ありがとう、那須！大好き！』


那須｢そういうことは好きな子にだけ言えよー｣

龍我『わかった、大好き！』

那須｢わかってないじゃん笑｣

龍我『ちゃんとわかってるよー』

那須｢はいはい笑｣







ねぇ、那須…

今回酷くしちゃったぶん、付き合ったらめいいっぱい甘やかして、
たくさん、たくさんキスして、
誰よりも大切にするから…





だから、俺のものになってよ。

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