3年A組---人質って...先生どうして---7

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隼人は器用に薬を私に飲ませた




『飲まないって言ったじゃん』

隼人「でも飲まなかったらお前確実に今より辛いぞ」


そうかもだけど



隼人「何が発端で再発した？」

『っ...ごめん...それは言えないっ...』

隼人「そっか、分かった」



やっぱり相当参ってたからなのか薬の効きがやけに早い



薬が効き始めて5分ぐらい経った




頭がボーッとする...




隼人「...教室戻るぞ

立てるか？」

『何とか...』



でもやっぱり副作用で足がふらつく



それを見て隼人が支えて教室まで連れて行ってくれた




教室に入って目に入ったのはみんなが輪になって集まってた事



なに...やってるの



でも私と隼人が戻って来た事に兵頭が気がついて




兵頭「おいおい、どうしたんだよ！」




兵頭はこんな私を見るのは初めてで焦ってる



それでみんなが私達に視線を向けた




『っ！！』




それが今は"怖い"



体がビクっとなった



それに隼人が気がついて




隼人「お前らには関係ない」




みんなにそう言った




唯月「飲んだ？」



唯月はみんなに聞こえないように聞いてきたから頷いた



唯月「良かった...」



優しく頭を撫でてくれた




隼人「とりあえず俺の席で休ませる」

唯月「それがいいね」



隼人に支えられながら隼人の席に着いた



顔を机に伏せてみんなからの視線を感じないようにした




けど





香帆「えっねえAどうしたの」

愛華「そうだよ、何か変じゃん」

さくら「諏訪さん、Aどうしたの...」





さくらっ...




そんなやり取りが聞こえてくる



唯月「今Aには声かけないで」



唯月はみんなにそう言い張った




その時人の気配を感じたと思ったら頭の上から何かを被せられた




ブレザー...？



隼人のじゃない...じゃ、誰の




？？「あんまり気にすんな」

『翔...』

隼人「真壁お前っ...」

翔「知ってたよ、Aの病気の事」

隼人「そうか...」




さくらも...きっとこっちを見てる



...さくらにどんな顔で会えばいい...



さくらはなんて言ってくる...




隼人「薬飲ませたから今は副作用でこうなってる」

翔「...久々に飲んだよな」

隼人「だから強い副作用になってる」

翔「寝たらしばらくは起きないな」

隼人「だな」





そんなやり取りが遠くなってく




副作用で眠りに落ちた

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