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緋山side
私はずっと名取の事を考えてた
緒方「どうした?
いい話の後なのに、沈んだ顔して何かあった?」
緋山「名取がさ...」
緒方「名取先生?」
緋山「名取がね...」
さっきの事を話そうとしたけど
緋山「はぁ...ごめん何でもない」
言えなかった
緋山「いいのいいの、気にしないで
それよりさ、こんなのありかな?
転院先のリハビリ病院、どうせだったら青南周産期医療センターに近いところがいいなって2つあったの」
緒方「どっちにも行けないな」
行けない...
緋山「そうだよね、まだちゃんと付き合ってないのに重過ぎだわごめん先走った」
緒方「そうじゃないよ
俺この1週間すげえ楽しかった。緋山先生と飯食ったり、色々話したりこの体になってから1番ハッピーな1週間だったよ」
緋山「何?急に」
ほんとに急にどうしたの...?
緒方「先の事も考えられるようになったし
でもさ、そしたら...近い将来同じ事になるなってふと思ったんだよね」
緋山「同じことって?」
緒方「俺は、馬鹿な怪我をして店を大きくするっていうかみさんの夢を奪った
好きな女の夢を2度も奪いたくない
障害がある俺と一緒に居たら夢を追うどころじゃなくなる」
緋山「何カッコつけてんのよ?
それとも、不幸自慢?だとしたら寒過ぎるんだけど」
嘘...こんなの思ってもない
強がってる
緒方「またそんな言い方して
そんな風に思ってないことは分かってる
緋山先生は根っからの医者だろ?24時間患者の事を考えてる自分の好きだろ?」
緋山「そんな人の事を医療バカみたいに言わないでよ」
緒方「分かるんだよ、俺も料理バカだったから
俺も24時間料理の事を考えてる自分が好きだっただから、分かる
いずれ緋山先生は俺と一緒にいる時間が楽しくなくなる」
はあ??
緒方「勿体無いって思うようになる」
緋山「なんでそんな事言うの?私がどう思うかなんて分かんないでしょ」
緒方「分からない、けどもしそうなったら、俺が耐えられないんだ」
何も言えなくなった
緒方「もう...会うのはよそう」
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あやぼー(プロフ) - 咲さん» いつも間違ってる所ありがとうございます。 (2017年9月13日 17時) (レス) id: 1c10cd2206 (このIDを非表示/違反報告)
咲(プロフ) - 30話「シーツラッピングを始める」ですよ?「を始をる」になってます。 (2017年9月13日 17時) (レス) id: 6ad02585f3 (このIDを非表示/違反報告)
咲(プロフ) - 15話「フェロー鍛えておいて」です。「フェロー鍛えおいて」ではありません。 (2017年9月13日 17時) (レス) id: 6ad02585f3 (このIDを非表示/違反報告)
あやぼー(プロフ) - 咲さん» 早速直しました! (2017年9月13日 17時) (レス) id: 1c10cd2206 (このIDを非表示/違反報告)
咲(プロフ) - 8話「何があっても」が「何がっても」になってます。 (2017年9月13日 17時) (レス) id: 6ad02585f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あやぼー | 作成日時:2017年9月11日 17時