3年A組---人質って...先生どうして---6

Day 4 of the night ページ2

さっきより頭痛いのが増してる...



めっちゃガンガンするし



『寒...(ﾎﾞｿｯ』




ボソッって言ったのに




翔「A寒いの？」




近くに居た翔には聞こえたみたいで




『えっ、あ〜うん、でもだいじょ』




んぇ...？？




翔「大丈夫じゃないでしょ、バリバリ"熱"あるよ」




翔は右手を私の首に当てて熱があるか確認してきた




いや...待って





今の翔






『カッコすぎる...』

A組・柊「え？」

『...あっ』

翔「カッコイイ...って？」



しまった...つい、つい口に出してしまった




さくら「A今」

『今のはその』

香帆「言ったよね？」

『いや？』

唯月「言ったね」

『今のはつい』

隼人「"つい"なんだ？」




隼人...怖すぎるよ




それに横に居る...先生からの無言の圧が





『...翔、私は大丈夫だから

うん、大丈夫』

翔「えっいや、でも」




こんな会話してる時も何か意識がぶっ飛びそうなのを必死に耐える私は凄い





さくら「顔真っ赤だよ？」

『いやいやっ...！！』




そう言いながら頭を左右に振った瞬間目の前がぐらついて





体が後ろに倒れそうになった




けど、倒れた衝撃はいつまで経っても来なくて




衝撃ではなく、体温を背中に感じた





？？「馬鹿か、本当に」

『......先生』




先生が私の体を受け止めてくれた



でも




隼人side




Aがあいつ(ぶっきー)に口移しするとは一切思っても居なかった



自分からそんな行動をとるとも俺は考えて居なかった



だからすげぇ腹立ったし



戻って来たAは顔真っ赤にしてるしよ



須永「イライラし過ぎだろ、甲斐」

隼人「イライラしない方が可笑しいだろ」

諏訪「...でも須永の言う通りイライラし過ぎ」




そんな会話をしてたら




真壁「A寒いの？」




そんな真壁の声が聞こえた



『えっ、あ〜うん、でもだいじょ』




...おいっ！！




真壁がとった行動に俺は驚きを隠せないのに声が出なかった



衝撃が大きくて言葉を失うってこの事を言うんだな


真壁はAの首に手を当ててるんだからな


そして真壁は"熱"っ言葉を言った


熱？



だから顔が真っ赤だったのか


って何納得してんだよ、俺は！



『カッコすぎる...』

A組・柊「え？」

『...あっ』

真壁「カッコすぎる...って？」


開いた口が塞がらない...



Aは真壁が好きなのか...？



いや、Aに限ってそれは無い

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