3年A組---人質って...先生どうして---10

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『8時になるね...』

香帆「うん...」






みんな携帯でニュースを見てる






先生が何をやろうとしているのか







それを見るために







そして...見届けるために









逢沢「っ先生が現れた」

立野「これが終わったらどうするつもりだろう？」

翔「それは...警察に自首するんじゃない？」

さくら「っ...A行くよ！」

『えっ、ちょっ！』






さくらは急に立ち上がって私の腕を掴んで教室から出ようとした









香帆「ちょちょちょ...どこ行くの？」








そんなさくらを香帆が掴んで止めた









さくら「死んじゃうかもしれない」

『えっ？』

愛華「っどいうこと？」









みんな、さくらの言葉に動揺を隠せないでいる









さくら「前に見たって言ってたの


全てが終わったら屋上から飛び降りるって夢を


Aが必死に腕を伸ばして来たけどその手が届く事なく落ちてく夢を見たって」

沙良「なんだ夢か...」

花恋「でもさ...ずっと気になってたんだけど

何でわざわざ屋上に出るんだろう

真相を語るだけなら教室でもいいはずでしょ？」

『...まさか』

里見「全てを話した後に...」








海斗の言葉を聞く前に何を企んで屋上に居るのか嫌でも分かったから誰よりも先に教室から飛び出した









里見「飛び降りるため...」





その言葉でみんなは慌てて教室から飛び出した





里見「っ急がないと！」








その頃警察署の聴取室で五十嵐理事官が宮城刑事から聴取を受けている









宮城「何か知ってる事があるなら話してくださいよ」

五十嵐「宮城...郡司の背中、ちゃんと追いかけろよ？」

宮城「何ですか？急に」

五十嵐「郡司とあいつの目が似てたから...俺は話に乗ったんだ」

宮城「柊の事ですか？」

五十嵐「お前もいい目してるよ」






その時宮城刑事の携帯に着信が入った








宮城「っ郡司さん！





郡司さん無事何ですか？」





郡司「ああ、何とかな


それよりお前に頼みがあるんだ


相良文香を...高校へ連れて来てくんねえか？」

宮城【何でそんな事...】

郡司「柊が何をしようとしてるのか、ちゃんと見せてやりたいんだ」

宮城「...ボランティアやってる暇何かないんで」








宮城刑事は一方的に通話を切った








郡司「チッ」









ガシャーン！！









郡司「っ！？」

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