〇3月4日22:30 ページ2
先生が倒れて今の時刻は22:30
私はただ...先生の横に座って
先生の右手を握っている事しかできない
握ってる手は握り返してこないし...
でも、先生の手はちゃんと体温がある
温かくて私の手よりも大きくて逞しくて指が長くて綺麗な手...
今思えば...私先生の手が好きだった
だっただと過去形になっちゃう...
今でも私は先生のこの手が好き
隼人とは違う優しい手
先生とキスした時に頬に添えられた手
頭に回されて逃げられないようにした手
優しく頭を撫でてくれた手
隼人が付けたいキスマを撫でた指
時に強く時に優しかった手
さくら「Aタオル濡らしてきたよ」
『ありがとう』
さくらに私のタオルを渡して水で濡らしてもらった
そのタオルをそっと先生の額の上に私は置いた
『...先生、何を言おうとしてたんだろうね』
さくら「えっ？」
香帆「ほら、ぶっきー倒れる前にさ」
柊「全てを打ち明けよう
里見達は...
あ"っ...
あ"ぁ...！」
『先生？』
ドサッ...
『痛っ...』
さくら「先生？」
『えっ？』
先生は何を伝えようとして倒れたんだろう...
さくら「先生...
ずっと具合悪かったのかな」
香帆「そんな素振りは見せてなかったけど
ねぇ、あんたとAは気がついてたんでしょ」
『...』
隼人「...」
香帆は私と隼人を交互に見ながら聞いてきた
気がついてた...明らかにおかしかったから
柊「あ"っ...あぁ...
お互い、背負ってる物は軽くないみたいだな」
隼人「どっちにしろ、こいつはもうこれで終わりだ」
『そんな言い方しなくても...
先生が薬を飲んでるのを何回か私見てる』
未来「薬？」
香帆「何の？」
『......ごめん、何の薬かは分からない』
どうしてあの時...嘘なんか
『...先生』
柊「ん？」
『...どこか体悪いの？』
先生は一瞬少しだけ目が軽く見開いた
柊「...どこも悪くない」
『えっ...いや、でも』
柊「早く戻れ、じゃないと
またキスするぞ」
『っ...！
キスしたら先生に移るから、される前に出てく』
柊「ふっ...そうしろ」
何で...何でよ、先生っ
どうして嘘ついたの
どうして隠したの...
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あやぼー(プロフ) - 美紀さん» ありがとう、観た観た (2019年2月11日 14時) (
レス) id: 1c10cd2206 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 移行おめでと昨日のドラマ見た (2019年2月11日 13時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
あやぼー(プロフ) - 白さん» ありがとうございます^-^ 早速直しました！教えて頂いてありがとうございます(^-^) (2019年2月7日 19時) (レス) id: 1c10cd2206 (このIDを非表示/違反報告)
白(プロフ) - すごくいい作品ですね！面白くて、甲斐くんと主人公ちゃん、先生との恋の行方も気になります！あの、それと気づいた事なんですが、34の唯月のセリフの「あれ…おかしいな」が「おなしいな」になっていましたよ！ (2019年2月7日 16時) (レス) id: 44408f9190 (このIDを非表示/違反報告)
あやぼー(プロフ) - てでぃべあさん» ありがとうございます^-^ (2019年2月7日 8時) (レス) id: 1c10cd2206 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやぼー
x他1人 | 作成日時：2019年2月3日 16時
