3年A組---人質って...先生どうして---4

〇隼人side ページ38

隼人side



隼人「A...」

『なに？』

隼人「...すまなかった」

『えっ』

隼人「盗撮の事...それと景山の事」

『......許さないよ』

A組「！？」

宇佐美「いや、A？」

隼人「っ...」



そう...だよな...



須永「お、おいA」

『隼人がやった事は、確実に澪奈を傷つけた


でも......隼人は...家族を守る為に仕方なく喜志の言う通りに、喜志が出した条件をのんだ


守りたい...そう思ったから隼人は仕方なくやった


私は...隼人が、隼人の家族を愛してるのを知ってる


...そんな隼人が



優しい隼人の事が大好きだから』


隼人「っ！？」




その言葉に正直驚いた




『隼人...あの日...澪奈を、私を




助けてくれて、守ってくれて



ありがとう(微笑』

隼人「A...」

石倉「今のは...告ったのか？」

『告るって誰に？』

須永「気にするな...うん


甲斐...頑張れ」

隼人「おう」





昔からAはこうだ




本当...叶わなねえな




真壁「里見達はどこにいるんですか？」

『そうだよ...先生

蓮達はどこに？』

涼音「蓮は？蓮はどこ？」

『涼音に蓮を会わせてあげて

先生！』




みんなはAとぶっきーを囲むように立った




里見達が生きてる...やっぱりあいつは俺達を殺す気はないんだ





柊「分かった

全てを打ち明けよう

里見達は...」



石倉と須永に支えられながらあいつの言葉を待ってるとあいつが突然



柊「あ"っ...」




苦しみだした




『先生？』

柊「あぁ...！」




ぶっきーはAの方に倒れ込んで




そのまま




ドサッ...




『痛っ...』




一緒に床に倒れた




突然の出来事に俺達は何が何だか分からない




さくら「先生？」

『えっ？




せんせ...？


先生


先生！！』





Aがあいつの体を揺すりながら声をかけるがあいつは反応しない





『えっ...せんせっ？


先生！！



ねぇ！！！



先生っ！！』





Aの頬には涙が雫となって伝っているのが俺達の場所からでも分かった




声も涙声で




必死に




『先生っ！！！！




お願いだから目を開けてよ...先生！！！』




あいつに声をかけ続けるAの声が教室に響いた_______

作者 夢主が歌う曲決定→←〇隼人side

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す