コードブルー 3rdseason☆7☆

☆9☆ ページ11

藍沢《灰谷聞こえるか？モニターを入れた
心マしてる手をどけろ、胸腔内を見る》
「灰谷、後縦隔を見てみろ...大動脈の断裂だ」

灰谷「...」

藍沢《やれる事はない》
「20代女性の治療と搬送を開始しろ」

美央「先生、どうしたの？」

藍沢「灰谷」

灰谷「でも、中枢側で遮断してヘリで翔北まで運べば...まだ...」

藍沢「そうだ、ヘリは飛べない」
《そもそも、大動脈断裂じゃ可能性はほとんどない》
「分かるな？そこに医者は2人しかいない
骨盤骨折の女性も危険な状態だ」

灰谷「でも...でも...」
(結婚式挙げさせてあげたい！！)


ベチャー...


灰谷(えっ...)

藍沢《大動脈破裂だ》

灰谷(そんな...)

藍沢「これで可能性はゼロだ...
諦めろ、灰谷」

灰谷「...」

おばあさんの治療をひとまず済ませて、灰谷くん達の所に戻った

平野「おばあさんは腸管脱出があって、血圧も落ちてきてる。私は一緒に救急車で翔北に向かう、灰谷くんはあの女性と翔北に向かって」

灰谷「この人は...？」


この人は...


平野「......翔北に運んで死亡確認します、医師は同乗しません」

救急隊員「分かりました」

美央「待って！死亡確認って...やだ！
さっき手を動かしたって...先生助けて！」


助けたかった


それは誰もが思ってる事...


平野「あの方は助かりません...残念です」


ヘリが飛べたとしても...助からなかったと思う

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