3年A組---人質って...先生どうして---2

The 2nd day ページ1

...なぜ




なぜ私達は今踊ってるの




朝教室に入って来た先生が朝の体操するよって言い出して思い浮かぶのは"あれ"しかなくて





で、踊ってる





柊「はい、もっと笑って！

嬉しそうに〜、楽しい事を浮かべて！

はい大切なのは想像力だ〜！」





踊るのは嫌いじゃないむしろ大好き




でも...楽しい事浮かべてって言われても昨日の今日だし




って頭では思っててもやっぱり体は音楽を聴くといつもバリのパフォーマンスをしてしまう




それにこの曲で振り付けしたの私と隼人だし




石倉「甲斐、踊らねえと殺されるぞ(ﾎﾞｿｯ」

柊「イマジネーションOK!」

さくら「...」



〜今から皆さんには人質になってもらいます〜



翔「っ」



〜なぜ、景山澪奈は死んでしまったのかその理由を夜の8時までに導きだせたらここから解放してあげよう〜



香帆「...」



〜お前ら、揃いも揃ってクズだな！
過去の自分が今の自分を作る！
だから過去から逃げてるお前も！お前も！お前も！

極めて幼稚なガキのまま成長が止まってるってわけだ〜



唯月「...」



〜彼女の生き様を通してお前らの考えがいかに脆く弱い物なのか！

思い知らせてやる〜



涼音「...」



〜最初の犠牲者はお前だ


涼音「蓮！」

『やめて！！』

柊「う〜！」 〜




昨日の事...あれから1日



そんな事を思い出しながら踊ってたら先生が隼人の方に向かって行った



顔をそっちに向けながら踊るのはやめずに隼人を見た




柊「ヘイヘイヘイヘイ
甲斐くんどうした？」




隼人はその場から離れようとしたけど先生が隼人の肩を押さえて、止めた



柊「言ったろ、想像力だよ
今お前が踊らなかったらみんながどうなるの
か

バーン！」

隼人「っ！！」

柊「長生きしたいなら体操はした方がいいよ

Aを死なせたくなかったらな」

隼人「チッ！」



隼人と目が合う



踊ってた体から徐々に力が抜けてく



今隼人は何を思って居るのか



それが分からなかった




柊「ヘイ、カモ〜ン！
ヘェーイ！

甲斐くんカモンカモン、ちょうだいちょうだい！」




何を言っても隼人は踊らない




そう思ってる




隼人との視線が外れたと思ったら




『うそ...』

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