3年A組---人質って...先生どうして---

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女子トイレに躊躇(ちゅうちょ)する事もなくズカズカと入ってく先生


『少しは遠慮してほしい...』

柊「何か言ったか？」

『...いえ、別になにも



先生どうして男子のやり取りが分かったの』

柊「カメラだよ」

『はぁ！？』



トイレにまで！？



『信じらんない』

柊「安心しろ

女子トイレにはカメラは無いから」



鉄板で窓を塞ぎながら先生はそう言った



『あったら困ります！』

柊「ただ音声は聞こえるようになってる」



ドリルのスイッチを入れてネジを入れ込んでいても先生はさっきと違い会話を続ける



この差はなに...



『...信じらんない』



柊「マイクは手洗いする場所だ

ちゃんと考えてる」


『先生当たり前のように言ってるけど全然当たり前じゃないから』

柊「ははっそうだな」



窓は完全に塞がれた



『じゃあ...私はこれで』

柊「待て」

『何ですっ...うわっ！』



ガチャ...



先生に声を掛けられたかと思えば背中を押されて個室に入れられて鍵掛けられて狭い空間に



先生と2人



何か今日私色々ピンチ多くない？？？



『先生出してもらえませんか』



目の前に居る先生に聞くけど



柊「無理だな」



無理なんだ...



柊「A、お前の罰ゲームはさっきの作業じゃない」

『えっじゃあ何だって言うんですか』

柊「なんだろうな〜」



2人きりになると先生は怖いとかって言うより
大人の色気みたいなのが出てる気がする



先生顔は良い方だし背も高いし指も長くて綺麗だけど、さすがに今の状況はデジャブ...



『あの、本当に要件がないなら押しどてけ出ますよ』

柊「そんな事できんの？お前に」



きっと無理だ



朝の隼人が呆気なく押し倒されたのを見たから分かる



『だったら...さっさとその罰ゲームを教えてください』

柊「言ったな？」

『はい』

柊「後悔しても知らないぞ」



罰ゲームはなんだろう...何するんだろう


いや...先生が私に罰ゲームで何かしてくるんじゃそう思った瞬間自分が言った言葉に後悔した


『先生やっぱり前言撤回でっ

痛っ...』

柊「前言撤回は無しそれと否定権も無い」


勢いよく壁に押し付けられたから背中が痛い


逃げたくても先生片手は私の顔の横にあるし


私の両足の間には先生の片足が入ってて


逃げるにも逃げられない



柊「さっき言ったよな？」

『さっき...？』

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