3年A組---人質って...先生どうして---9

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先生は刑事さんの方に鍵を投げ自分で鍵を外すように促しライフル銃を刑事さんに向けた



郡司「はぁ...何を企んでる？」

柊「特等席で見せてあげますよ


俺や五十嵐さんがやろうとしている事を...」





手で着いてくるように指示し刑事さんを立たせライフル銃を向けたまま廊下に出た







さくら「先生っ！！」





さくらと一緒に先生の後を追った





さくら「先生は...何のために、誰のために闘ってるんですか？」





先生は顔を私達に向けた






『死なないよね...？



っ戻ってくるよね...？



また...っ会えるよね？』






本当は...本当は呼びたいよ






でも...呼んだらっ...





私達の質問に先生は少しだけ口角をあげて






柊「......Let’s think.」






ピッ...と音が廊下に小さく響いたと思った瞬間







ドォォォォォォン...






私達と先生の間が爆破した






さくら・貴「っ！？」






耳を塞いで私とさくらはしゃがみこんだけど刑事さんを連れて歩き出した姿が見えて






『っ、待って...



行かないでっ！！』







柊「＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿...」

『えっ？』







何て...言ったの...






その瞬間






大きい瓦礫が上から落ちて来て先生達の姿が見えなくなった









A組「っ！？」




突然の爆音にみんなはビックリした




兵頭「何だよ、今の...


もうどうなってんだよっ！！」

逢沢「...っ！？」






私とさくらはただじっと瓦礫の山を見つめてた






逢沢「っ大丈夫か！？


茅野、桐生」

さくら「先生が...




止められなかった...」

『必死に...私達で止めようとしたんだけどっ、止められなかった...』

逢沢「...いいんだよ




それが...先生の望みだから」

『どういう事...』

逢沢「僕に協力を求めて来た時に...っ言ってたんだ」





柊「真相を明らかにする為には...俺が全国民の敵になる必要がある


そうでもしなければ、俺の目的は果たせない」

逢沢「...そんな事になったら、桐生はどうするんですか？


先生にとって桐生は大切な存在なんじゃないですか？


...桐生のドキュメンタリー撮ってて思ったんです


先生が桐生に向けてる視線は生徒を見てる視線じゃないって


生徒以上に大切な存在になってるんじゃないかって」

柊「...確かに、桐生は俺にとって生徒以上の存在で大切な人だ


でもそこに私情は挟めない


そしてこれは...茅野と桐生のためでもある」

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