3年A組---人質って...先生どうして---9

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柊「Aが状況を飲み込んだから話を進めるぞ


炎上するのは全部計画通りだ」

隼人「えっ？

どういう事だよ」

柊「その動画を流す事も


それによって俺が犯人扱いされる事も全て...


仕組んだ事だ」

『なんで...なんでそんな事』

里見「意味分かんねえよ

えっ、だってあの動画は全部嘘なんだろ？

だったら先生はさ、景山を殺してないんだし犯人扱いされる必要もないだろ？」

『海斗の言ってる通りだよっ』

柊「...というわけで！


これからお前達に...全てを話す


俺の計画も



本当の目的も



...想像力をかき立てて良く聞いてほしい」





その言葉にみんなは携帯を閉まったり背筋を伸ばして先生の目を、顔を、じっと真剣な眼差しで見つめた






柊「良い顔だ...




俺には学生時代に付き合ってた恋人が居た



彼女は、武智先生の秘密を暴いた事で、フェイク動画を流されて、それがきっかけで...精神を病んだ」






彼女...文香さんの事だよね






柊「俺はそのフェイク動画の証拠を掴む為に武智が居るこの魁皇高校に入った


そこで...思っても居なかった人物と再開したんだ」

唯月「それって...」

隼人「誰だよ...」

柊「...すまないっ、これだけは言えない

墓場まで持ってくと決めてるからな」





でも私にはその言葉の意味が理解できた




私だけじゃない




唯月も...





柊「その人物と再開して動揺もした


俺は武智先生の証拠を見つけるのと同時にその人の事も守らないといけないと思った


だが...学生時代に患っていた癌が再発して、無駄に月日を過ごす事になった


そんな時っ...景山のフェイク動画が投稿された


俺は景山に会って話を聞く事にした


けど、その帰り！


...景山は武智を説得する為に1人で学校を出て...亡くなった」

香帆「じゃあ...やっぱり武智が？」




香帆は震える声で先生にそう聞いた




柊「あの日...武智は景山に会って居ない」

『会って...いない...』

柊「景山を殺した...本当の犯人は...




・




・




・




＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿...」






先生のその言葉に驚きを隠せなくなった







柊「っ景山は...泣きながら俺に訴えたよ



私はもう、私じゃない...きっとAもAじゃなくなる


助けて先生...Aを私をっ...助けてって



結局俺は...何もできなかった



...っ景山の力にっ、なってやれなかった」

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