3年A組---人質って...先生どうして---9

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ガルムフェニックス...いや



田中のおじちゃんが刑事さんに手錠をかけるのと同時に先生は電話を掛け始めた




ふらつく体を私は支えながら先生を立たせた




今の私は柊一颯を先生とし見ることはできない




柊「新しいっ指揮官ですか...」

本城【本城だ

お前に逃げ場はない】

柊「はぁ...どうでしょうか？

こっちには人質が居るんで」

本城【お前に生徒は殺せない】




先生を刑事さんの横に連れて行き先生は意識を失ってる刑事さんの胸ポケットから携帯を取り出した




柊「人質は...っ刑事さんですよ」





先生はそんな刑事さんを写真に撮りメールでその写真を送った





柊「...信じてもらえたみたいですね」




先生はまたふらつきながら私の手を借りて立ち上がった





でも見るからに弱りきってる




田中のおじちゃんも心配そうにこっちを見てる




本城【お前、自分がやってる事が分かってるのか！？】

柊「えぇ...はぁ...覚悟の上です

...っご協力感謝します」




SITの退却命令が出されたんだ...




本城【お前の狙いは何だ？】

柊「っ明日また、連絡します...」




通話を終えた途端先生の足取りが悪くなった




『先生っ』

柊「あぁ...」

田中「大丈夫か！？」

柊「う"っ...」

『先生！』



先生は今までに無いぐらいの強い力で私の手を強く握って床に膝をついた先生はゆっくり横に倒れた




田中「一颯！おい！！」

さくら「先生！！」

『さくらっ』

さくら「先生！？先生！」

田中「一颯！」




力強く握られてた手からは力なく先生の手が離れて床に落ちた





『っえ...先生？

先生っ！！！』

田中「おい、しっかりしろ！」




それから男子何人にも来てもらって先生と刑事さんを運ぶのを手伝ってもらった




先生は美術準備室に



刑事さんは里見達が隠されてた2階のあの部屋に





田中「A大丈夫か？」

『...大丈夫に見える？』

田中「そうだよな...」




こうやって田中のおじちゃんと会うのも久々だし話すのだって




『...全部知ったよ』

田中「えっ？」

『...私と先生の本当の関係も

知ってたんでしょ？私と先生の関係』

田中「...知ってた

正直...驚いたんだ、一颯から聞いた時
こんな運命って本当にあるんだなって

こんな奇跡って起きるんだってな」

『私...昔もしかして先生に会ってる？』

田中「会ってるよ、お前らは

その時一颯は、Aの姿を見て驚いてた」

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