3年A組---人質って...先生どうして---9

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さくらside




3月9日





美術準備室の床には意識を失って居る先生



先生の横で眠りについてるA





香帆「ぶっきーの様子どう？」





朝食を持って来た宇佐美さんが入って来た




その問いかけに私は首を横に振った




香帆「大丈夫かな...

ぶっきー...それにAも」




その言葉で2人に視線を戻して昨夜の事を思い出す





さくら「何これ...」

堀部「ガルムフェニックスだ...(泣」

『...なんでっ(泣』




前に先生が教室で見てたのに出てたヒーローだった




郡司「おいおい...

正義のヒーローが犯罪に加担していいのかよ」



ガルムフェニックスはヒーローのポーズをとった




郡司「ははは...おもしれぇ

ヒーローと戦うチャンスなんて滅多に無いからな

う〜、やぁ！」




刑事さんはガルムフェニックスを殴った






『...行かなきゃ(ﾎﾞｿｯ』





確かに横からAの言葉でそう聞こえた





甲斐「はあ？

行くってどこに」




それは甲斐君にも聞こえてたみたいだ





『...先生の所に



先生とこ行かなきゃ』

真壁「え、いやでもA」

『今行かないと...』





Aはみんなを掻き分けて下に行こうとしたけどそれを何人かが止めた





『お願い、行かせて！！』

里見「気持ちは分かるけど今は我慢しろ！！」

『行かなきゃなのっ』

「...行かせてあげて」




ハッキリそう聞こえた




水越「唯月？」

諏訪「Aをぶっきーの所に行かせてあげて」

甲斐「何言ってんだよ

今行ったらAも連れてかれる可能性あんたぞ！？」

諏訪「それはない

...ぶっきーがそんな事絶対にさせない」

『唯月...』

諏訪「行ってきな」

『っ...ありがとう』




Aは走って先生の元に向かった





モニターにはガルムフェニックスと刑事さんがまだ戦ってた





郡司「っ、あっ」




先生に撃たれた場所が傷んだのか刑事さんはふらついてバランスを崩したのをガルムフェニックスは見逃さなかった





『先生っ！！』





Aは息を切らしながら先生達の元に辿り着いた





郡司「...桐生A」




その一瞬を刑事さんはつかれてガルムフェニックスに溝を殴られた




郡司「うっ！」

『先生...？

先生っ！』

柊「A...」

『っバカ...』



刑事さんは顔を殴られてからガルムフェニックスの蹴りを受けてその衝撃で意識を失った

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