コードブルー 3rdseason☆3☆ (ページ28)

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☆25☆ ページ28

小児科

橘「よし、ＯＫ。完璧」

優輔「昨日何か大変だったんでしょ？」

橘「ん？」

優輔「載ってないよ？」

橘「わざわざ探したのか、そんなの楽しみにすんなよ～」

優輔「分かるけど、でも見ちゃうじゃんそ～ゆうの」

橘「まぁ...見ちゃうな、ハハハハww」

優輔「お父さんが新聞読むようになったのもそういう事でしょ？」

橘「......ん？」

優輔「子供の事故とかやっぱ気になる？ドナーになるかな？って」

橘(優輔...)

HCU

美也子「あなたは今も充分認められてるんだし、またやればいいじゃない？」

秋元「やれるなら、やってる！
気休めもあまりに無知だと、うんざりする。
頼むから俺の前から消えてくれ」

美也子「そんな...」

平野「秋元さん、それは流石に言い過ぎです」

さすがの私でもこれ以上はと思って止めに入った。
けど...

緒方「あんたには無理だな」

緋山(緒方さん！)

緒方「長年世話してくれた奥さんにそんな事言う男が、世紀の新発見？
はっw無理無理、できっこない」

緋山「ちょっと緒方さん」

美也子「違うです、普段はこんな事言う人じゃないです」

緒方「だいたい、先越されたぐらいで死ぬとか弱すぎなんだよ」

平野「...」

緋山「緒方さん、やめてください」

緒方「あんた、負けた自分を認めたくなくて楽な方を選んだだけだよ」

平野「緒方さんそれ以上は！」

緋山「いい加減にしてください！
どんなに強い人でも心が折れてしまう事はあります」

緒方「可哀想な自分を慰めてほしいだけだよ、こいつは」

平野「ちょっ...」

私は緒方さんと秋元さんの間のカーテンを閉めた
さすがに言い過ぎにも程がある

緋山「じゃあ、あなたは2度と包丁を握れなくなっても今と同じ事言えますか？」

緒方「えっ？」

平野「緋山！！」

緋山(あっ...)

緒方「分かんないよ、そんなの。
そうなってないし、俺はすぐにまた包丁握って厨房立つんだから。
そうだろ？」

平野・緋山「......」

緒方「...うっ...はぁ」

緒方さんは右手を上に上げようとしたけど、力が入らず、すぐにベットに手が落ちてしまう

緒方「俺、また包丁握れるよな？」

平野・緋山(それは...)

緒方「...えっ...」

私達は何も言えなかった