コードブルー 3rdseason☆2☆

☆4☆ ページ5

藍沢が出ていった後を私は追いかけた



平野「藍沢！」

藍沢「なんだ？お前も白石みたいに文句言いに来たのか？」

平野「なんでそうなるのよ」

藍沢「サブリーダーだからだよ」

平野「それだけの理由で決めつけられるの何か腹立つ」

藍沢「はぁ......なぁ」

平野「なに？」

藍沢「なんで俺の事名前で呼ばなくなった？」

平野「えっ...？」


思わず足が止まってしまった


今は確かに藍沢って呼んでる...でも昔は耕作って呼んでた。
でも、藍沢が脳外に行ってからは自分でも分からないけど藍沢って呼んでいる自分が居る


平野「さぁ？気がついたらそう呼んでた
...特に理由はないよ？」

藍沢「...そうか。」


なんで一瞬悲しそうな顔をしたの...


藍沢「じゃあ、冴島はどうなんだ」

平野「それは...」

冴島さん...昔は仕事や患者に関わって居ない時は、はる姉って呼んでたっけ...でも段々と呼ばなくなった。

平野「大人には大人の礼儀があるでしょ？
だからだよ」


冴島さんは今でも仕事や患者に関わって居ないの時はAって呼んでくれてるのに...


呼ばなくなった理由ちゃんと分かってる


嫌いになったわけではない


ただ...冴島さんには今は藤川が居る


だからなのか...藤川に冴島さんを取られた気になっちゃって


でも藤川や冴島さんはそんな事思っていないの
は分かってる


藍沢「Aのお姉さん代わりだったのにか？」



お姉ちゃん代わり...そうだ...私が頼んだんだ


死んだお姉ちゃんの代わりになってくれって


平野「っ...そうだよ。私はもう高校生じゃない、大人なの」


素直になれない自分が悪い


本当は前みたいに"はる姉"って呼びたい


藍沢「......分かった。
Aも行くぞ」

平野「どこに？」

藍沢「ICU、横峯の指導だ」

平野「あ〜はいはい、私は手伝わなくてもいいでしょ？」

藍沢「今日はヘリ担当じゃないからな、他の患者看てろ」

平野「分かった」

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