コードブルー 3rdseason☆2☆

☆22☆ ページ24

救急隊員「ヘリからです。」

平野「はい」

横峯『平野先生』

平野「どうした？」

横峯「何か...さっきからうまく換気が」

換気がなに...？

平野「ちゃんと言って」

横峯「うまく換気ができません！」

平野「皮下気腫は？」

横峯「......あります！」

平野『おそらく緊張性気胸だと思う』
「今すぐ脱気して、そこで胸腔ドレーン入れて」

横峯(えっ...)

平野「どうした？」

横峯「はい」

平野「すぐ治療を開始して、じゃないと...数分で死ぬ」

横峯「...はい。でも...もしうまくできなかったら...」

藍沢「...平野、無線代わってくれ」

平野「...分かった」

藍沢「練習したんだろ」

横峯「え？」

藍沢「何度も練習したのは、何のためだ。患者を救いたくてやってたんじゃないのか」

冴島「...」

横峯「...」

藍沢「お前は医者だ。目の前の7歳の命を救え」

平野「藍沢...」

横峯「......分かりました、やります！」

藍沢「平野、白石に横峯のフォローする様に頼んでくれ」

平野「分かった。
翔北に繋いでください。」

救急隊員「分かりました」

平野「白石、平野だけど聞こえる？」

白石「聞こえる、何？」

平野「「横峯さんのフォローしてあげて」」
「7歳の女の子緊張性気胸なの、こっちは今手が離せない」

白石「分かった、...失礼します」
カチッ「横峯先生聞こえる？」

横峯『はい』

白石「上肢は挙上してある？」

横峯「できてます」


藍沢「そちら側に入りたい、ストレッチャー真ん中に動かせますか？」

救急隊員「はい...あれ？」

平野「どうしました？」

救急隊員「すいません、故障してるみたいで」

平野「どうする？」

運転手「どこかに停車しますか？」

藍沢「いや、このままランデブーポイント向かってください。搬送急ぎたい」

運転手「分かりました」

藍沢「平野、フォロー頼む」

平野「分かった」

横峯『ドレープ仕掛け終わりました。胸膜下に麻酔します。』

白石「麻酔はしなくていいわ。すぐに切開して」

横峯「はい...(えっ)」

冴島「コクッ」

横峯「コクッ...ペアンください」

冴島「はい」

白石「胸膜まで大きく開いて」

横峯「開きました」

白石「ペアンの先で胸膜を破って。それで脱気できるはず」

横峯「分かりました...」

白石「どう？」

横峯「脱気の音が聞こえません！」

白石「ヘリの中だから聞こえなくていい。バッグ揉んでみて？」

冴島(はいった)

横峯「バッグ軽くなりました！」

白石『OK、脱気できてる』

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