コードブルー 3rdseason☆1☆

☆13☆ ページ14

藍沢side



MRI室

藍沢「コンバインドペトロールで全摘して、聴力も残せるな」

新海「おぉ、舌下神経管を開いて実野を広く取ったらより、確実だよ」

藍沢「あぁ」

新海「今朝の救命の患者駄目だったんだって」

藍沢「あぁ」


サブリーダー...かぁ


新海「お前も案外人が良いよな、古巣の頼みは絶対に断らない。...でも大丈夫かぁ？」

藍沢「...何が言いたい？」

新海「俺はきちんと腕で認められて、トロント大に行きたいんだよ」

藍沢「...」

新海「藍沢が救命に振り回されたお陰で新海が行けたとか言われたくないからなぁ...」

藍沢「お前は自信家だな」

新海「...お前がほぼ頻繁にコンサルに行ってるのは救命に平野先生が居るからか？」

藍沢「...あいつは関係ない。コンサルが来たら行くだけだ」


そう、Aは関係ない...


新海「へぇ〜...俺はてっきり平野先生が居るからかだって思ってたけどなぁw
平野先生ってほんとにいい人だよなぁ〜狙っちゃおうかなww」

藍沢「......」


ガチャ...バタン


新海「はぁ...」


Aの事は離したくない...

こんなにも人を好きになったのは初めてだ

Aの事を好きだと気がついたのは俺が救命を離れてからだ

きっと離れる前から好きだったんだろうな

昔はただガムシャラにやっていたから、恋愛にも興味はなかった

でも、気がつけば俺の中にはAが居た

Aが俺以外の男と話してるのを見るとイラついている自分が居た

嫉妬をしていたんだ

離れてから気がつく恋は辛いし苦しい

やっぱり俺にはあいつの存在が大事なんだ

Aは鈍感だから、俺の気持ちには気がつかない

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