39 ページ39
そろそろ寝たか？
部屋行ってみるか、、、
ｶﾞﾀｶﾞﾀｯ
『う゛ぅっ、、、、ぁ、、』
っ！？なんだ！？
ｶﾞﾁｬｯ
扉を開けるとAが魘されていた。
一先ず起こすか、、、
｢、、おい、A。起きろ。｣
体を揺すってもなかなか目を覚まさない。
『ぅ、、、ぁあ゛っ』
｢！？おい待てA！！！｣
ﾄﾞｽｯ
『ぁ、、、』
飛び起きたかと思えばいつの間にか持っていたナイフで
自らの左手の甲に突き立てた。
『はーっ、、はーっ、、、？ロー、、？』
｢、、、手を見せろ。｣
『だい、じょうぶ、、、大した怪我じゃ、、』
｢見せろ、大した怪我だろこれは。｣
そう言うと素直に手を差し出した。
ポケットに入れてた応急セットを取り出し
消毒して能力で縫い合わせ包帯を巻いていく。
｢、、、いつも、こうなのか？｣
『、、、たまに、寝起きはこうなる。』
｢お前が眠れないのはこれのせいか？｣
『知られたくなかった、なんで部屋に入ってきたの。』
｢心配だったからだ、なぜ俺を頼らない。｣
『私は、強くなきゃいけないし強くならなきゃいけない』
何がそこまでAを苦しめる？
何に縛られてるんだ、お前は、、、
｢弱くてもいい、俺が守ってやる。守れるぐらい強くなる｣
『、、、ううん、私、船に乗る前に言ったよね。
やるべき事があるって。
、、、、、全部終わったらちゃんと話すから、、』
｢苦しむお前を放っておけねぇ、やるべき事は俺も手伝えねぇのか。｣
『ケジメだから、私が最後までやらなきゃ意味がないの。
、、、終わるまで、何も言わずに見守っててほしい。』
｢、、、、何かあれば、俺を頼れ。いいな。｣
『ふふ、、ありがとう。』
そんな真剣な目で言われたら、
寝る時すら着けてるマスクの事も、
どんな夢を見てたのかも、
強くなった理由も、
何も聞けねぇじゃねェか、、、
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 343人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まなか(プロフ) - URANさん» コメントありがとうございます🍀めちゃくちゃ嬉しいお言葉です🥲地道に更新していきますので今後もよろしくお願いします🐯💗 (2022年10月24日 0時) (
レス) id: 5d9ce48452 (このIDを非表示/違反報告)
URAN - この小説のシチュエーションとか全てが好きです！！続き待ってます。無理のないように頑張ってください (2022年10月23日 23時) (レス) @page43 id: 38df0baeed (このIDを非表示/違反報告)
まなか(プロフ) - tskrSさん» コメントありがとうございます🍀突発的に書いているのですが、楽しみにして頂けて嬉しいです☺️今後もよろしくお願いします🐯💗 (2022年10月23日 1時) (レス) id: 5d9ce48452 (このIDを非表示/違反報告)
tskrS - え、めっちゃ面白いです。続きや主人公の過去めっちゃ楽しみです (2022年10月23日 1時) (レス) @page36 id: 11720ec5a6 (このIDを非表示/違反報告)
まなか(プロフ) - カリリンさん» コメントありがとうございます🍀ゆっくり更新していくので今後もよろしくお願いします🐯 (2022年10月23日 0時) (レス) id: 5d9ce48452 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まなか | 作成日時：2022年10月20日 8時
