俺の大切すぎる彼女２

好き76 ページ34

勝利「ん…」




ふと目が覚める




マリ「あ、勝利くん起きた？」



勝利「…マリウス、今何時…？」



マリ「今9時40分だよ」





あと20分でセクチャンの撮影が始まる…




マリ「みんな勝利くん起きたよ」




振り向くと


風磨くんは音楽聞いていて健人くんは髪の毛をいじっていて聡は雑誌を読んでいた




聡「勝利だいぶ寝れた？」



勝利「うん、おかげさまで…まだ少し寝たりないけど笑」





すると健人くんが髪の毛をいじり終わって
こっちに来た




健人「勝利…松島とマリウスから話聞いたよ」



勝利「あ、うん…」



健人「大変だったな…」




健人くんは俺の頭をポンポンしてくれた





勝利「…内田の言われた通りなんだよね…俺、仕事仕事で(人1)のことちゃんと考えてやれなかった…」



健人「なに言ってんだよ…仕事の間、勝利は(人1)ちゃんのこと、より戻そうと考えてたじゃん」



聡「そうだよ…勝利は悪くないよ」




勝利「…っ」




風磨「…でも、その紗季ちゃんって子が言ってた２年前ってなに？」




イヤホンをはずした風磨くんが聞いてきた






２年前か…




風磨「言いたくないのならいいんだけど…」



勝利「ううん…言うよ」








ー２年前ー




ちょうど俺と(人1)は中学3年の3学期に初めて会った



初めて会ったのは俺の家の近くにある桜の木の曲がり角だった


仕事に行く途中そこの曲がり角で(人1)とぶつかったんだよね




でも、その頃の(人1)はすごく大人しくて元気がなかったんだ


それでも(人1)は笑顔で俺に顔を見せてくれた




それで公園とかで(人1)を見かける度に俺はなぜか話しかけてた



ほんど毎日、(人1)を見かける度に目が合って手を振ったりとかして…


確かに平日の昼間とか見かける度に学校は？とか思ってたりしたけど敢えてきかなかった






そして、そのうち俺は2週間もないうちに(人1)のこと惹かれていったー




でも…





そんなある日、仕事から帰ってる途中、(人1)が制服でビショビショになって帰ってる姿が見えたんだ

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