＊華魅夜工業高校Ｊ組＊【Ｐａｒｔ３】 (ページ16)

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＊樹Sｉｄe＊ページ16

樹「明翔の奴らが、何でっ…」

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A「ミョウショウ…って？」

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『ぐいっ』

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樹「いいから、逃げるぞっ！！！」

A「えっ？」

樹「早くっ！！！」

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神山「ちょい、ちょい、ちょーい(笑)」

重岡「待ってーや～(笑)」

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樹「神山に…重岡まで…っ」

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明翔高校。

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この地区１番の華魅夜のライバル校。

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その争いは昔から伝説とされている。

いつも「神高」の座を狙って、よく殴りこみにくる。

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藤井「こいつ、たしか田中聖の弟やろ？」

神山「田中聖？」

重岡「華魅夜伝説のＯＢ、６人組みや」

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このくだり、まじ聞き飽きたわ。

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中間「にしても、弟にしてはえらい弱そうやな(笑)」

桐山「チャラチャラしてるしな！(笑)」

中間「お前が言うな」 ←

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A「あのっ、何なんですか？あなたたち」

樹「ちょ、お前っ」

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神山「うわぁ～、俺気ぃ強いこ、結構好きやわ～」

重岡「なかなかの優等生タイプやな(笑)」

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中間「でもまさか本当に華魅夜に女がいるとはな」

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樹「てか、あんたら何しにきたの？」

「そんなん…」

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中間たちの後ろから、１人の低い声が聞こえた。

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中間たちが道を開ける。

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優馬「殴りこみしかないやろ？(笑)」

樹「中山…っ」

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今の明翔を仕切ってるのが、

「中山優馬」だと言うことは、ちょくちょく聞いていた。

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優馬「にしても、なかなか可愛いこやな」

A「ちょっ…！」

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中山は俺の後ろにいるアイツの顔に触れた。

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『お前ら、俺らの大事な後輩に何してくれてんだよ─────────！！！』

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後ろから聞こえる声。

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北山「可愛い後輩のためなら、手加減しねぇぞ」

藤ヶ谷「早く手、離せよ」