思い出話 3 ~きっかけ~ ページ26
貴女side 〜5年前〜
貴「もう、昔の話でしょ」
中「確かにそうだな…。なあ」
貴「ん?」
中「あの2人って何? まだ付き合ってんの?」
貴「知らん…でも、彼氏はいるって言ってたけど」
中「じゃあ、2人が付き合ってるってことは?」
貴「ある確率もあるってことだね」
そう言って2人を見ながら、ニヤニヤと笑った。そのあと、1人で輪の外から周りを見ながらお酒を飲んでいると、
?「やあ」
と声をかけられた。私が後ろを振り返ると、そこには山畑が立っていた。
貴「山畑…。やあって…w」
山「え、なんかおかしかった?」
貴「ちょっとね」
そう言ってから、私たちは口を開かず、無言が続いた。とても気まずい……。それに耐えきれなくなり、さっき話していたことを尋ねてみた。
貴「そういえばさ」
山「ん?」
貴「今、佑生とはどうなってんの?」
山「えっ」
ずっと前を向いていた山畑が、ふいっと驚いた顔でこちらを向いた。
貴「さっきさ、中田と話してたの。仲良いね〜って。それで、そういえば2人ってどうなってんのかな〜って」
山「今は、もう別れてるよ」
貴「えー……そうなんだ……」
山「なんでそうな残念そうな訳?」
貴「だって、面白くないじゃん」
山「面白くないって……w」
貴「そりゃさ、非リアとしては冷やかしてやりたいじゃない。それも、中学時代からずっと…よ? 冷やかしてやりたいが倍増!」
山「…確かに」
そう言って、私たちは顔をあわせると、2人同時に笑いあった。いつぶりだろう。佑生以外とこんなに笑いあったのは。中学ぶりかもしれない。
山「そういえばさ……」
私たちは、それからずっと話していた。
中「おい、みんな〜!!」
何時間経った後、中田が初めのように声をかけた。みんなが話をやめてそちらを見る。
中「もうそろそろ終わりの時間なんで、とりあえずいったん外でますよー!」
全「ういー/ はーい/ おー」
山畑はこちらを向いて、
山「出る?」
と言ってきてくれたので、「うん!」と返事をして、2人で外へ出た。外はもう暗くなっていて、ずっと部屋の中にいた私は時間感覚がなく、少しだけびっくりした。そんな私の心を読んだかのように山畑は、
山「うわ、もうこんなに暗かったんだな。時間感覚がなくなりすぎだろw」
とつぶやいた。
貴「それなw」
山「やっぱり?」
貴「うん」
中「じゃ、これにてかいさーん!」
全「おう!/ もう〜?/ はーい!/ かえろー」
山「送ってく」
貴「え?」
山「もう遅いし」
貴「e行くよ
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mifulu(プロフ) - 皆さん、すみません…。ギリギリまで描ききって無いですが、新しいのを作らせていただきます。また後ほどここにお知らせを載せますので、少々お待ちください…。本当にすみません… (2016年8月26日 22時) (レス) id: 5b4cd55ff2 (このIDを非表示/違反報告)
ラベンダー畑(プロフ) - 随分 時間飛びましたね! 勿論 気になるのは 相手は 誰?ですよね 相思相愛だった主人公と山畑 ですよね! まさかと思いますけどあの1シリーズに出てきたモブキャラの男の子とかないですよね 主人公と山畑今度こそ幸せになってね 山畑君は気が多かったし お幸せにね (2016年6月29日 18時) (レス) id: 30de297729 (このIDを非表示/違反報告)
mifulu(プロフ) - ありがとうございます。確かに書きながら少しいらっときました……ww (2016年6月27日 23時) (レス) id: 29f4278fd3 (このIDを非表示/違反報告)
ラベンダー畑(プロフ) - 追記 なって 主人公の気持ち知ってたのに この人違う人好きでしたよね 主人公にとって一番慰めてもらいたくなくてずーと幸せだった人に 分かるの? 主人公気を抜かないで 佑生油断ならないからね 主人公 ツラい思いした分 報われて欲しいです♪ (2016年6月26日 14時) (レス) id: 30de297729 (このIDを非表示/違反報告)
ラベンダー畑(プロフ) - 主人公 いい子ちゃんすぎるよ泣 私は意地悪だから もしかしたら告白受けるかもと 心配して待ち伏せしてたんじゃないの?私が腑に落ちないのは主人公が手紙を書いたら 同じ時に佑生も告白した事です 多分主人公が告白する事予想してたんでしょうね 先回りし 奪って幸せに (2016年6月26日 14時) (レス) id: 30de297729 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mifulu | 作成日時:2016年2月7日 22時