恋の始まり 1 ページ18
山畑side
部活の帰り道。ウキウキしながら家へと向かっていた。誰だってこうなるだろう、好きな人に告白されれば。でも、心の中にはまだあの娘がちらついている。駄目だ、駄目だ。もう終わったことなんだから。僕はもう島原なんだから………。
僕はあの日を振り返った。
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大川に相談して、1ヶ月がたった。未だにあの一言が忘れられず、心に刺さったままだ。それでも、忘れようと必死にもがいている。そんなこんなで、今日はなぜか大川の時と同じように部活に行く気がしなかった。行かないといけないとわかっているが……森川を見たくなかった。だって……好きが増えていく。この感情は森川の迷惑になるのに……なくならないといけないのに……。
ただ、ぼーっと自分の席で座っていると、ガラガラっ！と戸が勢いよく放たれた。ん……デジャブ？
島「山……？」
山「島原……？」
島「どうしたの……？ 体調不良じゃ……？」
山「えっ…あ、ちょっと頭痛くて動けなくて。治ったら帰ろうと思ってたんだ」
島「そうなの…」
山「うん…で、そっちは？」
島「あ…こっちは忘れ物とりにきただけ」
山「そうなんだ……」
フッと笑みがこぼれる。前もこんな会話したな……。フフッと1人笑っていると、島原が痛い人を見るような目でこっちを見ていた。
山「あっ……すいません……」
島「ふふっ、いいよ」
山「ありがとうございます」
島「いえいえ……。でも、久しぶりかも」
そう言って、忘れ物を持った島原は僕の前に座った。
山「何が……？」
島「山が笑ったの見たの」
山「えっ……そう…？」
島「うん。ここ1ヶ月くらい元気なくてなんか暗かったから」
山「……バレバレだったのか……」
僕は申し訳なささと恥ずかしさで目を伏せる。
島「何か……あった？」
島原が心配そうにこちらを覗く。これもあったな……。言うべきか言わないべきか。心の中で迷ってると、島原がふふっと笑った。
島「無理して言う必要ないよ。……溜め込むのはいけないけど、私なんかには言いづらいでしょ？ もう誰にも言えなくなったら、言えるかもだけど」
僕がその優しい声につられて、目線を合わせると、ふわっと優しく笑って、
島「山って、迷惑かけないようにって1人で溜め込むから、時々でも誰かに伝えなよ？ 辛いって」
と言った。ドキンと何かが始まった音がした。
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mifulu(プロフ) - 皆さん、すみません…。ギリギリまで描ききって無いですが、新しいのを作らせていただきます。また後ほどここにお知らせを載せますので、少々お待ちください…。本当にすみません… (2016年8月26日 22時) (
レス) id: 5b4cd55ff2 (このIDを非表示/違反報告)
ラベンダー畑(プロフ) - 随分 時間飛びましたね！ 勿論 気になるのは 相手は 誰？ですよね 相思相愛だった主人公と山畑 ですよね！ まさかと思いますけどあの１シリーズに出てきたモブキャラの男の子とかないですよね 主人公と山畑今度こそ幸せになってね 山畑君は気が多かったし お幸せにね (2016年6月29日 18時) (レス) id: 30de297729 (このIDを非表示/違反報告)
mifulu(プロフ) - ありがとうございます。確かに書きながら少しいらっときました……ww (2016年6月27日 23時) (レス) id: 29f4278fd3 (このIDを非表示/違反報告)
ラベンダー畑(プロフ) - 追記 なって 主人公の気持ち知ってたのに この人違う人好きでしたよね 主人公にとって一番慰めてもらいたくなくてずーと幸せだった人に 分かるの？ 主人公気を抜かないで 佑生油断ならないからね 主人公 ツラい思いした分 報われて欲しいです♪ (2016年6月26日 14時) (レス) id: 30de297729 (このIDを非表示/違反報告)
ラベンダー畑(プロフ) - 主人公 いい子ちゃんすぎるよ泣 私は意地悪だから もしかしたら告白受けるかもと 心配して待ち伏せしてたんじゃないの？私が腑に落ちないのは主人公が手紙を書いたら 同じ時に佑生も告白した事です 多分主人公が告白する事予想してたんでしょうね 先回りし 奪って幸せに (2016年6月26日 14時) (レス) id: 30de297729 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mifulu | 作成日時：2016年2月7日 22時
