完璧少女は造られた【鬼滅の刃】第一章

・つらい ページ30

夢主side


しのぶさんに呼ばれて来てみれば柱の人と炭治郎さん達がいて、誕生日だからと祝ってきた。





正直、どうだって良かったのに



何も感じないつもりだったのに





皆んなが優しすぎて








なんでそんなに優しくするの？


私に優しくしたって別に何にもならないのに


気持ち悪い人間じゃない




感情を持たない


持っていたって表せない


機械なのに。





私に心があったら良かったのに



でもそんな事できないから



つらいの、私。




感情があるとつらいの。




だって感情があるとね、



機械のように動く私の体を締めつけるから




胸が痛いの。





なのに、皆んなが優しくするせいで




また感情が生まれてしまいそうなんだよ







皆んなが優しくしてくれて、嬉しいって思っちゃいそうだし



無一郎さんが毎日のように左手のこと心配してくれるから、一緒にいたいって思っちゃいそうだし





やめてほしいの



機械の体の私には




そんなの無意味なんだよ。






なのに皆んなの優しさを求めている私がいて




痛いの



心だけじゃない



体も痛い。



体の動きに反したら体に激痛が走る。






酷いよね




なんでこんな事になっちゃったんだろう。




生き地獄




だけど死ぬことさえ許されないから




体を壊すことはできない。





だけど私の心は粉々になっていく。






だからわざと感情を失くしたの。



何も感じなければ辛くないから。





お願いだから私に感情を覚えさせないで……………








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《令和コソコソ昆布話》

勘付いた人は勘付いたかもしれませんが、この作品はとあるボカロを参考に作っています。

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