完璧少女は造られた【鬼滅の刃】第一章

・異色 ページ11

時透side



あの時の柱合会議でお館様に言われた。




お館様『次のAの任務に無一郎も一緒に行って欲しいんだ。
そして見つけて欲しいことがある』



お館様『血鬼術がAの体の何処にかかっているのか……
それを見極めてほしいんだ。
見つけたところで取り除けることもできないが、いつかAが感情を取り戻せるように、これを知るのがまずは最善だと思う』





血鬼術が体の何処にかかっているのか……
なんてわかるものなのかな？


ていうかそもそも血鬼術なんだから鬼を斬らないと解けないんじゃ……



…………まあいいや



お館様の指示なんだから。






チラッと後ろを走るAを見る。



表情は相変わらず…

いや、僕が言えることでもないんだけど。



少し彼女を見ていると、不思議な感じだなと思った。



羽織も幻想的な柄で、刀の鍔や柄もいろんな色で構成されている。


まるで妖精のようだ。



怖いくらいに表情筋を動かさず無表情のこの子。


本当に僕より年下なのかな……？






そんな考え事をしているとすぐに本部についた。








時透「失礼します」



お館様「無一郎、A、来てくれてありがとう」



その後、任務の場所や詳細を教えてもらい任務に行こうとするとお館様に呼び止められた。



お館様「無一郎、よろしくね」



時透「御意」



普段なら何にも興味を示さない僕だけど


あの子は異色すぎて気になるんだ。

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